レッドブルリンクを走る2台のルノーF1
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ルノーF1、無残な結果に落胆隠さず「リタイヤの原因はターボチャージャー」

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7月1日(日)に行われた第9戦F1オーストリアGPを終えて、ルノースポールのニコ・ヒュルケンベルグとカルロス・サインツが決勝レースを振り返った。ポイント圏内からスタートした両者であったが、ヒュルケンベルグはパワーユニットの故障でリタイヤ、サインツはブリスターに苦しみ12位完走に終わった。

チーム代表のシリル・アビテブールはヒュルケンベルグのトラブルについて、詳細な分析はこれからだとしながらも、ターボチャージャーの故障が原因だとの考えを示した。

F1オーストリアGP決勝を終えて

ニコ・ヒュルケンベルグ決勝: DNF / グリッド: 10位

チームにとって最悪のレースになってしまった。僕の方は突如エンジンパワーを失い、その後はマシンが白煙に包まれレース終了。カルロスの方も同じ様に苦戦を強いられた。気温が高かったせいだと思うけど、ブリスターが大量に発生してしまい、タイヤを制御するのが困難になってしまったんだ。厳しい結果にガッカリしてるけど、すぐにシルバーストンでのレースが始まるから、この借りを返せるように集中し直さなきゃね。

カルロス・サインツ決勝: 12位 / グリッド: 9位

今日はタイヤに大量のブリスターが発生してたんだ。原因を調べなきゃなならない。デグラデーションが酷かった上に、2回目のピットストップではタイヤ交換に手間取りタイムを大きくロスしてしまった。今日は大量のポイントを逃すことになってしまってガッカリだけど、挽回のチャンスは来週末にやってくる。

大勢を立て直し次のレースに挑むためには入念に準備を行わなきゃならない。僕らが再びトップ10に舞い戻れない理由は何処にもないから、次戦シルバーストンに向けてはかなりポジティブだよ。


優勝はレッブル・レーシングのマックス・フェルスタッペン、2016年メキシコGP以来となる通算4勝目を挙げた。2位はスクーデリア・フェラーリのキミ・ライコネン、3位表彰台にはセバスチャン・ベッテルが滑り込んだ。

晴天に恵まれた日曜のシュピールベルクは週末を通して最も暑くなり、気温23℃、路面48℃にまで上昇。”マシンクラッシャー”の異名を取るレッドブル・リンクがマシンに牙を剥き、メルセデス2台を含む計5台がマシントラブルでリタイヤを喫した。

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