エリック・ブーリエ
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マクラーレン「ホンダの新PUは著しく向上、状況の進展に勇気づけられている」F1オーストリアGP 2017《初日》

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マクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは、ホンダF1が開発した新Specエンジンが”かなり有望なステップアップを果たしている”と語り、評価した。

当初カナダGPでの投入が見込まれていたホンダの新型パワーユニットは、2戦遅れのオーストリアGPで実戦投入された。パワーが向上した改良版PUを搭載したマクラーレン・ホンダ勢は、7日(金)の午前のフリー走行で両方のマシンがトップ10圏内をマーク、午後のFP2でもフェルナンド・アロンソが8番手に食い込んだ。

前戦アゼルバイジャンGPで、待望の今シーズン初ポイントを獲得したマクラーレン・ホンダ、ブーリエは苦戦続きの戦いから着実な1歩を踏み出せたことに勇気づけられていると語る。

マクラーレン:グランプリ初日を終えて

エリック・ブーリエレーシングディレクター

オーストリアGPの初日は非常に生産的でした。ホンダは2台のマシンにSpec3のパワーユニットを持ち込みました。パフォーマンスの点でかなり有望なステップアップを果たしているように思います。今日のラップタイムは額面通り価値あるものになりました。

マシンの競争力としてはまずまずと言ったところですが、フェルナンドだけでなくストフェルもMCL32(マクラーレン・ホンダの17年マシン名)が上手く動作していると感じてくれています。

明日の予選に向けてセットアップを最大限にするためには、今晩かなりの作業に取り組む必要がありますが、私は初日の走行で良い勢いがつけられた事に満足していますし、困難な状況から1歩前に歩みを進められたことに勇気づけられています。


ホンダF1の長谷川祐介もまた、新型エンジンの成果をデータ上で確認した事を明らかにしており、ポイント獲得に自信を感じているとのコメントを発表している。

2017年第9戦F1オーストリアGPの日程・結果・ニュース・サーキットガイドなどの情報については、F1オーストリアGP特設ページを参照されたい。

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