ウィリアムズの開発ドライバーを務めるロバート・クビサ、2018年F1日本グランプリにてcopyright Williams F1

ロバート・クビサ、8年越し”2度目のF1デビュー”「オーストラリアGPは凄く感傷的な週末になるだろう」

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今週末のオーストラリアGPで8年ぶりのF1復帰を果たすロバート・クビサは、メルボルンでの週末が感慨深いものになるだろうと語る。

「非常に感動的なグランプリになるだろうね。長年このスポーツから離れていた僕にとっては2度目のF1デビューだよ」

「最後にF1でレースをしたのは2010年のアブダビだった。今週末のオーストラリアが本当に楽しみだ。兎に角まずは週末をエンジョイして、深刻なトラブルなくスムーズに走れる事を願ってる。そうすれば自分のドライビングに集中できるし、”新しいF1マシン”から色々発見できるはずだ」

2011年年初にラリー競技中に大クラッシュを喫したクビサは、肺挫傷及び右腕の複雑骨折等を負い、集中治療室で生死の狭間をさまよった。幸いなことに一命を取り留めたものの、フェラーリ移籍の話は破談。シングルシーターでのキャリアが終わったかに思われた。

だが身体に不自由を背負ったクビサは、再びF1のグリッドに立つことを諦めず、厳しいリハビリを続けて徐々にレース活動に復帰。昨年11月にウィリアムズとの契約が発表され、8年ぶりにF1にカムバックする事が決定した。

クビサが”新しいF1マシン”と呼ぶのも無理はない。2010年に使われていたのは現在の1.6リッターV6ターボハイブリッドターボではなく、2.4リッターV8自然吸気エンジン。車両重量は今よりも100kg以上も軽く、履いていたのはピレリではなくブリジストンであった。

「(2010年以降)レースへのアプローチの仕方もずいぶん変わったんじゃないかと思うから、色々学んで発見しなきゃならない。でもその事が楽しみなんだ」

英国グローブのチームは今年、開発スケジュールに深刻な遅れが発生し、貴重なプレシーズンテストの2日半を棒に振った。今季FW42の開発を指揮した最高技術責任者のパディ・ロウは、責任を取る形でチームを離れたものとみられている。

ようやく掴み取った2度目のデビュー戦が厳しいものになることは間違いないであろうが、困難を切り開いて絶望的とも思われたF1復帰の夢を掴み取ったクビサだけに、奇跡を期待せずにはいられない。


メルボルンに位置するアルバート・パーク内にある半公道サーキットは、人口湖を周回する公道と駐車場の一部を使ったコース。普段レースが行われることはないため、セッションを通して徐々に路面が出来上がる。

1周は5,303mでコーナー数は16。ストレートとストレートとがヘアピンやシケインで繋がれたストップ・アンド・ゴーと呼ばれるタイプ。昨年のグランプリでは、ポール・ポジションのルイス・ハミルトン(Mercedes)を交わしてセバスチャン・ベッテル(Ferrari)が優勝を果たした

F1オーストラリアGPは、日本時間2019年3月15日(金)10時からのフリー走行1で幕を開ける。

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