アルファタウリ・ホンダ:角田裕毅とガスリー、来季に向け初の18インチタイヤテスト
アルファタウリ・ホンダの角田裕毅とピエール・ガスリーはF1第9戦オーストリアGP後もレッドブル・リンクに留まり、2022年シーズンより導入される18インチのプロトタイプタイヤのテスト(スリック)に取り組む。
来季タイヤの開発を目的としてピレリが主導するこのテストは、火曜と水曜の2日間に渡ってレッドブル・リンクで行われる。日曜のレースで今季7度目の入賞を果たしたガスリーが7月6日(火)を、そして角田裕毅が7日(水)をそれぞれ担当する。
フェラーリ、アルピーヌ、メルセデス、レッドブル・ホンダ、そしてアルファロメオの5チームは既に新型タイヤのテストを少なくとも1日以上行っているが、伊ファエンツァのチームにとっては今回が初となる。現時点ではガスリー、角田裕毅共に、来季もアルファタウリに留まるかどうかは発表されていない。
一連の開発テストにはグリットに着く全10チームが招待された。テストに際して各チームは、来季規約の元で想定されるダウンフォースレベル(今季よりも低下)とパフォーマンスを反映させたミュールカーを用意し、大径ホイールを装着できるよう足回りに変更を施す等する必要がある。
更には現地への運搬費用やオペレーションコストもかさむ事などから、ウィリアムズはテストへの参加を見送った。決定がなされたのは昨年8月のドリルトン・キャピタルへの株式売却以前で、当時は逼迫した財政難にあった。だが今はトップチーム返り咲きのために潤沢な資金が注ぎ込まれている。
そんな背景から、ウィリアムズ上層部はチャンスがあれば実際の導入前に18インチをテストしたいと考えており、実現に向けてピレリと交渉を進めていると噂されている。
なおメルセデスは当初、5月25-26日のポールリカールでのウェットテストを担当する予定であったが、イモラでのバルテリ・ボッタスのクラッシュを経て、フェラーリに役務を譲っている。
日時 | 場所 | タイヤ種別 | チーム |
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2月22日 | ヘレス | スリック | フェラーリ |
2月23-24日 | ヘレス | ウェット | フェラーリ |
3月30-4月1日 | バーレーン | スリック | フェラーリ(1日目) アルピーヌ(2-3日目) |
4月20-21日 | イモラ | スリック | メルセデス |
5月11-12日 | カタロニア | スリック | アルピーヌ(1日目) レッドブル/アルファロメオ(1-2日目) |
7月6-7日 | レッドブルリンク | スリック | アルファタウリ |
7月20-21日 | シルバーストン | スリック | レッドブル(1日目) アストンマーチン/ハース(1-2日目) |
8月3-4日 | ハンガロリンク | スリック | メルセデス/マクラーレン(1日目) フェラーリ/マクラーレン(2日目) |
9月15-16日 | ポール・リカール | ウェット | アルピーヌ |