トヨタガズーレーシングのスーツを来たフェルナンド・アロンソcopyright Toyota Motorsport GmbH

フェルナンド・アロンソ、2019年のインディカー参戦の可能性に言及「状況を見極めたい」

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17日に幕を下ろした第86回ル・マン24時間レースでの優勝によって来季去就に大きな注目が集まっているフェルナンド・アロンソは、F1フランスGPの公式プレスカンファレンスに出席。2019年シーズンのインディカー・シリーズ参戦に言及し、状況を見極めた上で最終的な決断を下すつもりである事を明らかにした。

ルマン24時間レースは、F1モナコGP、インディアナポリス500と並び「世界三大レース」と称され讃えられる伝統と格式あるレースだ。アロンソは3度目のF1ワールドチャンピオンと合わせて、3大レースの全てを制覇することを目標としている。過去、この”トリプルクラウン”を達成したのは故グラハム・ヒルのみとなっており、アロンソは偉人リストに自身の名を刻みたがっている。

来シーズンのインディ500参戦の可能性を問われたアロンソは、現時点ではまだ何も決断していないと主張。インディ500は佐藤琢磨も参戦している米インディカー・シリーズの中の一戦として毎年開催。今年のインディカー・シリーズは3月に開幕を迎え、9月に最終第17戦が予定されている。

「今のところ、それについてはあまりちゃんと考えていないんだ。昨年インディ500に参戦した時にも言ったけど、トリプルクラウンを達成するというのはかなり魅力的な目標だよ。ルマンでの勝利によってその夢に一歩近づいた事は間違いないけど、その事についてはこれから考えるつもりだ」

インディカーへの参戦はF1を去る事を意味する。マクラーレンはルノーエンジンを積んでなお表彰台争いの兆しを見せておらず、来シーズンも選手権争いの蚊帳の外に置かれる可能性が高い。アロンソのF1での3冠達成は絶望的な状況となっており、心の内では既にF1を見限っているのではとも噂されている。

アロンソは、まずはF1残留を視野にマクラーレンのパフォーマンスの見通しとトップチームのシート状況を見極めた後、インディカーを含めた他のカテゴリーへの参戦を評価する予定だという。

「まずは数ヶ月の間は様子を見る必要があるね。来年のシート状況がどんなであるか、そしてトップチームのドライバーラインナップがどうなるかといった事を見極める必要がある。その上で、自分にどのようなオプションがあるのかを確認し、それが自分に何をもたらしてくれるのかを検討する。その後、インディ500をはじめとした、あらゆる魅力的な選択肢を評価するつもりだ」

「今はまだルマンでの勝利に浸っているから、来年の事に囚われ過ぎずに、少しだけ勝利の美酒を楽しんでみるつもりなんだ」

アロンソは昼夜問わず24時間ぶっ通しで行われるルマンを終え、自宅に戻ることもなくそのままF1フランスGPの舞台であるポール・リカールへと直行した。今週末のレースへの影響は無いのだろうか?

「まだ完全には回復してないけど、ほとんどOKだよ。90%位かな。ルマンが肉体的に厳しかったのは間違いない。マシンに乗り込む度に、F1でのグランプリ2.5回分を走るようなものだし、体力回復のために2週間くれるわけでもない。休めるのは4時間だけで、その後はまたクルマに戻らなきゃならないんから、そりゃ厳しいよ。でも楽しかった。アドレナリンのおかげで目は覚めてたしね」

「1月にデイトナで24時間のレースを経験できたのが良かったよ。24時間レースが肉体や精神面にどう作用するか学べたからね。おかげで全てをコントロール下に置くことが出来たよ」

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