好転し始めた矢先の追突劇…アルボンとピアストリ、それぞれの見解。入賞潰えたカナダGPクラッシュ

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アレックス・アルボン(ウィリアムズ)は2026年F1第5戦カナダGPの決勝で、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)に追突され、リタイアを余儀なくされた。この接触により、ピアストリにはペナルティが科された。

アルボンにとっては、シーズン5戦目にして初めてクルマに一体感を感じ始めた矢先の出来事だった。18番グリッドからスタートし、6周目には12番手にまで浮上する好走を見せていたものの、13周目にロックアップを喫したピアストリに突っ込まれた。

レースがうまく展開していただけに、その悔しさは大きかった。

「ああ、理想的じゃないね」とアルボンは振り返る。

「今週末に入ってようやく、走りやすさを感じ始めたところだった。何か極端なことを試したわけじゃないのに、かなりうまくいっていたから、そこには学びがあるはずだ」

アルボンは、ピアストリを責めようとはしなかった。

「オスカーの件は、ただ不運だった。意図的にやったわけじゃないと思う。路面コンディションに足をすくわれただけで、こういうことは起きる。今日は間違いなく入賞も可能だったけど、まあ、仕方ない」

相次いだ不運、走行不足にあえぐシーズン

この一件は、アルボンにとって、今季ここまでの不運の連鎖を象徴するものとなった。カナダでもウッドチャックとの衝突でスプリント予選の欠場を強いられたばかりであり、決勝では他車のミスによりレースを走り切ることができなかった。

「正直、走行時間が足りないと思う」とアルボンは語る。

「今年はまだ、ほとんど周回を重ねられていない。ピットストップをしているか、リタイアしているか、そんなことばかりだ」

アルボンが求めているのは、トラブルフリーの平穏な週末だ。

「とにかくリズムをつかむ必要がある。週末の中でリズムをつかみ、しっかりと周回を重ねて、クルマへの理解を深め、そこから積み上げていく必要がある」

「今のところ、スムーズな週末を一度も過ごせていない気がする。いずれはそういう週末が来るはずだけど、今回は運がなかった。次のモナコでそうなることを願うよ」

謝罪するピアストリ「決してわざとじゃなかった」

一方、アルボンに追突したピアストリも厳しいレースを過ごした。接触の責任を問われて10秒ペナルティを受け、ポイント圏外の11位でレースを終えた。

「単純に、今日はそういう日だったんだと思う」とピアストリは振り返る。「どの角度から見ても、うまくいったことがほとんどなかった。だから、今日のことは忘れて、2週間後にまた出直すしかない」

ピアストリは、アルボンとウィリアムズへの謝罪を口にした。

「アレックスとウィリアムズに謝りたい。決してわざとじゃなかった。ただロックアップして、彼の横っ腹に突っ込んでしまったんだ」

ピアストリの苦しい一日は、スタート時のタイヤ選択から始まっていた。

マクラーレンは2台ともインターミディエイトタイヤでスタートする判断を下したが、これが裏目に出た。両車は最初の2周のうちにスリックタイヤへの交換を強いられ、順位を落とした。

「国歌斉唱からマシンに乗り込むまでの間に、路面がかなり濡れたんだ」とピアストリはその判断の背景を説明する。

「スリックでグリッドにたどり着くのが本当に大変だったから、インターミディエイトの方がいいんじゃないかって思ったんだ」

「結局のところ、それほど濡れていなかったし、最終的にもそうじゃなかった。でも僕らとしては、ほんの少しの雨でインターのコンディションになると考えていたんだ。ある意味、僕らは安全策を取りすぎたんだ。見直すべき点だね」


2026年F1第5戦カナダGPでは、アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)がトップチェッカーを受けて4連勝を飾った。2位はルイス・ハミルトン(フェラーリ)。3位表彰台にはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が滑り込んだ。

モンテカルロ市街地コースを舞台とする次戦モナコGPは、6月5日(金)のフリー走行1で幕を開ける。

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