F1オーストラリアGPのグリッド・キッズを務める全40名が決定
オーストラリアGPコーポレーション(AGPC)は18日、今週末に開幕を迎えるF1オーストラリアGPのグリッド・キッズを務める全40名が決定した事を明らかにした。フォーミュラ1は今年、長年に渡りグランプリを彩ってきたグリッドガールの習慣を見直し、その代わりに未来のトップドライバーを目指す子ども達をグリッドに招待する事を決めた。
男女の性を問わず選ばれた8歳から18歳までの子どもたちは、ナショナルフラッグを片手に現役スタードライバーの脇に立つ役割を与えられる。選出に際しては、オーストラリア・モータースポーツ連盟(CAMS)及びカート・オーストラリア(KA)が厳正な手続きを経てこれを担当した。
同国のスポーツ観光大臣を務めるジョン・エレンは、「子どもたちにとっては、彼らのヒーローと間近に関わる事のできる特別な機会となり、決して忘れることのない経験になるだろう」と述べ、グリッド・キッズの試みを歓迎した。
かつてMotoGPで5年連続チャンピオンを獲得し、現在KAの会長を務めている偉大なライダー、マイケル・ドゥーハンは「自分と同じ夢を実現した人の側に立てることほど感動的なことはない」と述べ、エレン大臣に同意した。
栄えあるグリッド・キッズ第一号に選ばれたルイス・フランシス君は、その喜びを次のように語った。フランシス君はカート競技に打ち込む8歳の少年だ。
「本当に興奮しちゃう!今週は学校の授業に集中できる気がしないよ。フォーミュラ1のグリッドに立つのは夢だったんだ。その夢が叶ったんだよ。僕はレースが大好きだし、F1はモータースポーツの中で一番すごいんだぜ。いつかF1でレースがしてみたいよ」