2018年のF1最終戦、アブダビGP土曜3回目のフリー走行が現地24日に行われ、メルセデスAMGのルイス・ハミルトンが1分37秒176を記録。2番手につけたフェラーリのキミ・ライコネンを0.288秒差で退け、公式予選前最後のプラクティス走行でタイムシートのトップに立った。3番手にはトップから0.411秒遅れでセバスチャン・ベッテルが続く結果となった。

トロロッソ・ホンダ勢はブレンドン・ハートレーが18周を走行しトップから1.898秒遅れの12番手。ピエール・ガスリーは12周を走り込みハートレーに遅れること0.666秒の15番手に終わった。

グランプリ2日目を迎えた現地ヤス島は前日同様に快晴。予選結果を占うセッションは気温32℃、路面42℃のドライコンディションでスタートした。各車予選に向けてマシンの最終確認を中心としたプログラムを執り行う中、滑りやすい路面とコーナーの逆カントが影響したか、接触などのアクシデントが比較的多めのプラクティスとなった。

ザウバーのシャルル・ルクレールはターン19でラインを外しバリアに激突。リアウイングを損傷した。セッション終了直前にはセクター3でガスリーとハースのロマン・グロージャンが交錯。後方から迫るガスリーの存在に気づかなかったグロージャンが、コーナーイン側に飛び込んだガスリーに向けてステアリングを切った。

低速故に軽い接触で済んだものの、STR13のバージボード周りのパーツが飛散。ガスリーは無線で猛烈に怒りをあらわした。一件は審議の対象となっている。

マシントラブルに泣いたのは今季既に8回DNFに終わっているレッドブル・レーシングのダニエル・リカルド。6番手タイムを記録したオージーは、セッション終了4分前のところでロングストレートを走行中に失速。9コーナーの脇にマシンを止め、呆然と立ち尽くした。

チーム代表のクリスチャン・ホーナーは、クルマがガレージに戻ってこない事には詳細は不明だと前置きしつつ、オイルリークによってクルマがセーフティーモードに入ったのでは、との見解を示している。

シーズン最後の公式予選は、日本時間11月24日土曜22時からヤス・マリーナ・サーキットで行われる。

2018年F1第21戦アブダビGPフリー走行3（FP3）リザルト

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