ダニエル・リカルド、僅差でライコネンに破れ5番手「キミには勝てると思ったのに」
レッドブル・レーシングのダニエル・リカルドが、24日土曜のF1最終第21戦アブダビGP公式予選を終え、決勝に向けての豊富と見通しを語った。リカルドはチームメイトのマックス・フェルスタッペンを上回ったものの、1000分の36秒差でフェラーリのキミ・ライコネンに敗れ去り、5番手という結果となった。
フェルスタッペンは予選Q2で十分なタイムを残せなかったために、ウルトラからハイパーへと履き替えQ3へと駒を進める事となったが、リカルドは1周あたり1秒以上劣るウルトラソフトで通過。明日の決勝ではアドバンテージを得る事になる。
チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーはリカルドのQ2のラップについて「実に見事な走りだった」と語り称賛。チームとしても2台で異なる戦略を採用する事が出来るため、決勝ではメルセデスとフェラーリにバトルを仕掛ける事が出来る、と鼻息を荒くした。
僅差でライコネンに破れ5番手「キミには勝てると思ったのに」
ダニエル・リカルド予選: 5位, FP3: 6位
今日のマシンには速さあって楽しめたし、面白い予選だった。キミ(ライコネン)には勝てると思ったんだけど、0.05秒差で4番手を逃しちゃって悔しい。もちろん5番手よりも4番手の方が良いに決まってるけど、ウルトラソフトでQ2を突破してるし、目標は達成できた。
ウルトラソフトとハイパーソフトのギャップは約1秒もあるから、ウルトラでQ3に進むためには1周を完璧にまとめ上げる必要があった。あの時は接戦だったし僕は10番手だったんだけど、アタックの最中にチームから無線で指示があってアタックを止めるように言われたんだ。結果上手く通過出来たよ。
Q3での1回目のアタックは上手くまとめる事が出来たよ。2回目に向けて接戦になるだろうなって予想してたけど、メルセデスとフェラーリが両方ともタイムを上げてきて、チームとして5番手と6番手という結果になった。表面的なリザルトとしては特別な部分はないように見えるかもしれないけど、ギャップは小さかったし僕らには競争力がある。
僕らのレースペースはまずまず良い感じだし、フェラーリやメルセデスよりデグラデーションが抑えられれば彼らにプレッシャーをかけられると思う。表彰台に上がるためには、目の前の2台のフェラーリをできるだけ早く追い抜かなきゃね。今週末のマシンはずっと好調だし、特に最終セクターでは速さがある。表彰台争いはこれからさ。
ポールポジションはメルセデスのルイス・ハミルトン。2番手は僚友バルテリ・ボッタス。3番手はスクーデリア・フェラーリのセバスチャン・ベッテルという結果となった。
2018年F1第21戦アブダビグランプリ決勝レースは、日本時間11月24日(日)22時10分から行われ、1周5,554mのヤス・マリーナ・サーキットを55周する事で勝敗を争う。