スクーデリア・フェラーリのセバスチャン・ベッテルとスポーツ・ディレクターを務めるローラン・メキーズ、2019年F1アブダビGPにて
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セバスチャン・ベッテル、課題は低中速のセクター3「対ライバルで劣ってる」F1アブダビGP《初日》

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スクーデリア・フェラーリのセバスチャン・ベッテルは、29日に行われたF1最終第21戦アブダビGP初日プラクティスを4番手で締め括った。セッションを振り返ったベッテルは、課題は低中速コーナーが続くセクター3だとの考えを示した。同区間ではライバルであるメルセデス及びレッドブル・ホンダが跳馬を上回っている。

ベッテルはFP1終了直前に、ターン19でバリアに激突。SF90はダメージを負った。FP2に向けては、マシンの修復作業と合わせて新品ギアボックスが投入されたものの、レース用ではないためペナルティの対象とはならなかった。FP2でベッテルは、ミディアムタイヤでのロングランを担当した。

課題は低中速のセクター3「対ライバルで劣ってる」

セバスチャン・ベッテルFP2: 4位, FP1: 5位

ライバルに対して、僕らは中低速コーナーのスピードで劣っている。最もタイムを失っているのはセクター3だ。タイヤのオーバーヒートが問題で、クルマをドライブするのが難しい状況だ。当然、限界を超えて走らせようとすると、どんなマシンであったとしても操縦は難しいけどね。ここが要改善点だ。

堅実な週末が過ごせるように全力を尽くすつもりだ。セットアップに関しては改善出来る余地があるから、やれるだけの事をやってみて、レースで戦えるかどうか様子を見てみるつもりだ。

今日はバリアにぶつかってしまった。スピンするとは思ってもみなかったから少し驚いたよ。リアを立て直さなきゃならないのは分かっていたんだけど、上手くいかなかった。若干不運な部分があったけど、ダメージはリムだけで済んだから良かったよ。


初日をトップで締め括ったのはメルセデスのバルテリ・ボッタス。ハースのロマン・グロージャンと接触しセッション終盤を棒に振ったものの、新品パワーユニットのアドバンテージを活かして、2番手ルイス・ハミルトンをコンマ3秒引き離した。3番手にはシャルル・ルクレールが続く結果となった。

2019年F1アブダビグランプリ3回目のフリー走行は、日本時間11月30日(土)19時から20時まで、公式予選は同22時から1時間に渡ってヤス・マリーナ・サーキットで開催される。

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