アロンソ「選手権の順位は確定したも同然、金曜はテストの日に過ぎない」F1アブダビGP《初日》
17年シーズン最後のアブダビGP初日を終えたマクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソは、既に選手権争いの順位は決したも同然であり、金曜の練習走行は来季に向けてのパーツ評価に時間を費やしたと明かした。現在コンストラクター9位のマクラーレン・ホンダと8位ハース・フェラーリとのポイント差は19点。ハースがノーポイントに終わった場合でさえ、逆転に際しては4位と6位のダブル入賞が必要な程にその差は大きい。
ヤス・マリーナでのレースは夕暮れ時から始まるため、日中に行われるFP1とFP3は所謂”捨てセッション”となる。そのため、マクラーレン・ホンダのみならず他のライバルチームの多くが午前の走行で新しいパッケージやセットアップ、デバイス等のテストに時間を割いていた。
アロンソは現地正午過ぎから行われた一回目のフリー走行で20周を走り1分40秒552の7番手タイムを、二回目のフリー走行では28周を走破し10番手タイムをマークした。7番手のセルジオ・ペレス(FORCE INDIA)から12番手の同僚ストフェル・バンドーンまでのタイム差は僅か0.348秒、大混戦の様相を呈している。
FP1とは異なり、決勝と同時刻からスタートするFP2は重要なセッション。アロンソはレース週末のためのセットアップや各種設定に取り組み、チームはバランスとハンドリングの微調整に尽力した。
中段勢は超激戦、厳しい戦いを予想
フェルナンド・アロンソFP1: 7位, FP2: 10位
今日は有意義な1日になったと思うよ。日曜の決勝でどんなに大量のポイントを稼いだとしても、コンストラクターズチャンピオンシップの順位は既に決まったようなものだから、ここ数戦と同じように僕らの金曜日の主な優先順位は、新しいパーツのテストにあったんだ。
今日は色々と試さなきゃならないものがあったんだけど、チームが素晴らしい仕事をしてくれたお陰で、全て滞りなくスムーズにこなせたよ。
明日の予選でQ3に進出し日曜にポイントを獲得する事がターゲットだけど、難しいチャレンジになるだろうね。今日の結果から明らかなように、僕らはウィリアムズ、ルノー、そしてフォース・インディアの各2台がひしめき合う極めてタイトなグループにいるからね。
2017年最終戦F1アブダビGP三回目のフリー走行は日本時間11月25日(土)19時から、公式予選は同日22時からヤス・マリーナ・サーキットで行われる。ウルトラソフトとスーパーソフトのタイム差は約0.8秒/周となっており、予選ではウルトラソフトタイヤが主流となる見込み。