チーム写真の撮影に参加するフェルナンド・アロンソ
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アロンソ、マクラーレンホンダ最終戦の苦戦を予想「ブラジルの様に上手くはいかない」F1アブダビGP《preview》

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フェルナンド・アロンソは、マクラーレン・ホンダとして挑む最後のレース 第20戦F1アブダビGPでの苦戦を予想している。アロンソは、前戦ブラジルでフォース・インディアやルノー勢を上回る8位入賞を果たし「最高の週末」と評したが、11月26日(日) に決勝を迎えるヤス・マリーナ・サーキットでのレースでは、こう上手くはいかないと慎重だ。

エンジン全開率は60%を下回るものの、1km級のロングストレートが立て続けに2本繋がるヤス・マリーナのレイアウトは、充分とは言い難いパワーのホンダエンジンにとって不安材料であるのは間違いない。だが、アロンソは昨年10位でフィニッシュしポイントを獲得。先週のインテルラゴスでも、メルセデス製PUを使うセルジオ・ペレスの猛攻を凌いでみせ、直線でのオーバーテイクを許さなかった。

泣いても笑ってもマクラーレン・ホンダを見られるのは後1レース。フォーミュラ1世界選手権 最終アブダビGPに向けて、アロンソがコメントを発表した。

ブラジルの時ほど上手くはいかない

フェルナンド・アロンソ厳しいチャレンジになる

また一年が終わろうとしている。アブダビはシーズン最終章を飾るのにこれ以上ない素晴らしいサーキットだと思う。ここには本当にユニークな雰囲気があるんだ。今年は時間が過ぎるのが速かったように感じるよ。年間を通して一生懸命働いてきた仲間たちは、みんな冬休みを楽しみにしてるよ。これは、最後のレースを良い結果で締めくくりたいという大きな期待の表れだし、こういう気持ちで望むレースでは大抵良い結果が得られるものなんだ。ポジティブな勢いで終えるべく皆全力を尽くしているよ。

ヤス・マリーナ・サーキットは、僕らマクラーレン・ホンダにとってはブラジルよりも難しいだろうね。インテルラゴスでは予想だにしない良い結果に恵まれたけど、アブダビでは厳しいチャレンジになると思う。もちろん、チーム全体がシーズンを上位で終えたいと思ってるから、MCL32のパフォーマンスの限界を絞り出せるように皆で努力してるよ。オーバーテイクは難しいから、このトラックでは予選が肝になるんだ。週末のできるだけ早い段階で正しいセットアップを見つけることが重要だと思う。

このサーキットでのレースは、シーズン最後って事もあって本当に特別なんだ。夕暮れや暗闇の中で変化し続けるコンディションでレースをするというのは、ドライバーにとってやり甲斐があるよ。今年の車でこのコースを走るのは凄く楽しいだろうね。今年一年間の頑張りが報われるような力強い結果でシーズンを終えられるといいね。


17年シーズン最終のアブダビGPは、日本時間11月24日(金)18時からのフリー走行で幕を開ける。舞台となるのは反時計回りのヤス・マリーナ・サーキット。決勝は現地夕刻よりスタートするトワイライトレースとなる。

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