WEC LMP1マシンを初めて走らせたフェルナンド・アロンソcopyright FIAWEC

フェルナンド・アロンソ、WEC初走行を完了「憧れのマシンで走行できて幸せ」トヨタLMP1マシンを駆る

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11月19日(日)、WEC世界耐久選手権のルーキーテストを終えたマクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソ(スペイン / 36歳)は、憧れのLMP1マシンでの走行に満足感を示した。2018年のル・マン24時間レース参戦を目指すアロンソは、バーレーン・インターナショナル・サーキットで開催されたWECの新人テストにトヨタから参加、TS050ハイブリッドを走らせ計113周(611km)を走行した。

テストでは13台のWECマシンが走行、セッションは午前と午後の2回(現地10時-12時、13時-16時)に分けて行われ、計5時間に渡った。LMP1クラスは、トヨタGazoo Racingの2台とポルシェLMPチームの2台が参加。アロンソはセバスチャン・ブエミと8号車を共有する形で走行、午後のセッションで自己最速ラップとなる1分43秒013を記録、7号車TS050ハイブリッドを走らせた同じくルーキーのトーマス・ローラン(フランス / 19歳)をコンマ26秒程上回った。トヨタのレギュラードライバーを務めるマイク・コンウェイからはコンマ7秒遅れた。

「素晴らしい一日だったよ」とアロンソ。ルーキーテストは、世界三大レースの全てで勝利を目指すアロンソにとって、最先端のハイブリッドLMP1マシンをドライブする絶好の機会となった。

「LMP1マシンのテストは、どんなレーシングドライバーにとっても素晴らしい事さ。走らせれば驚きのマシンだからね。スティントを通して一貫したペースを示せたのは前向きだよ。WEC車を走らせてみたいってずっと前から思ってたけど、今日その夢が叶って幸せだよ」

ゼネラル・マネージャーを務めるパスカル・バセロンは、今回のテストでは予選アタックは行っておらずラップタイムは重要でないと強調、アロンソの熱心なアプローチを賞賛した。

「すごく良い一日になりました。多分フェルナンドは100周以上を走行したと思いますが、これはF1の週末よりも多い周回数です。全てが素晴らしかったですね。燃料が軽い状態での予選アタックラップは行っていません。トロフィーが出るわけではありませんからね。一日を通して燃料を多く積んだ状態で走り、あらゆる事を試しました」

「彼はドライブを楽しんでくれたのではないかと思います。私はそう確信していますが、彼に直接聞いて下さいね!彼はエンジニア達と多くの時間を過ごし、我々のシステムを理解したいと非常に熱心でした」

F1モナコGP、インディ500、ルマン24時間から成る世界三大レース制覇を自身の夢と語るアロンソは、昨年アンドレッティ・オートスポーツから第101回インディアナポリス500に参戦。18年のルマン24時間レース参戦への足がかりとして、来年1月に開催されるデイトナ24時間レースに参戦する。三冠制覇を成し遂げたドライバーは、1962年と68年のF1ワールド・チャンピオンのグラハム・ヒルのみ。アロンソは史上二人目の達成を目指す。

アロンソのルマン参戦は公式に発表されていないものの、トヨタとの間では合意に達しており参戦はほぼ確実と考えられている。トヨタは未だルマンで優勝したことはないが王者ポルシェが今季限りでWECから撤退するため、トヨタが来季ルマン優勝筆頭候補となるのは疑いなく、”トリプル・クラウン”を目指すアロンソとしては、トヨタから出場することが事実上の必須条件となっている。