ルノーから出走したエステバン・オコン、2019年F1アブダビテスト1日目
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F1アブダビテスト初日《結果》ボッタス最速、オコン登場、最多周回はレッドブル・ホンダ

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2020年型のピレリタイヤの評価を目的とした2019年F1アブダビテストが、12月3日(火)にヤス・マリーナ・サーキットで行われ、メルセデスAMGのバルテリ・ボッタスが1分37秒124のトップタイムを記録。138周をこなして充実した一日を過ごした。

チームは来季タイヤの評価と開発のためのプログラムを走らせているため、ラップタイムとタイムシートにあまり大きな意味はないが、ボッタスが刻んだトップタイムは、先日のアブダビGP予選で自身が刻んだファステストより2.151秒遅かった。なお、タイム計測の際に履いていたのは2019年型のC4タイヤ(アブダビGPにおけるミディアムタイヤ相当)。

ピレリは、今回のアブダビテストに2019年型のC1からC5までの5種類と、2020年型のプロトタイプを6種類、合わせて11種類のコンパウンドを持ち込んだ。2020年型はC1からC5に加えて、C2のBスペック版が用意されている。各チームに提供されるのは20セット。そのうち12個はピレリが割り当てたコンパウンドで、2019年型のC3とC4がそれぞれ2つずつ、2020年型のC2、C3、C4およびC5がそれぞれ2つとなっている。

2番手タイムを刻んだのは、スクーデリア・フェラーリのセバスチャン・ベッテル。エキゾースト周りと思われるトラブルのために、午前に幾らか時間を失った挙げ句、レーシングポイントのセルジオ・ペレスと軽く接触する場面もありながら、トータル136周を走破。明日のテストを担当するシャルル・ルクレールにタスクを引き継いだ。

レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは7番手。ただし、上位6台よりも硬い2020年型C3タイヤでタイムを計測した。フェルスタッペンは来季マシン「RB16」の開発のためのデータを収集すべく精力的に周回を重ねて、この日の最多ラップとなる153周を走り込んだ。もう一台のホンダ勢、トロロッソのテストはダニール・クビアトが担当。3番手タイムを刻んだものの、走行は72周のみに留まった。

ルノーからは、ニコ・ヒュルケンベルグに代わってシートを得たエステバン・オコンが登場。新しいチームとの仕事のやり方や、現行マシンに慣れる事を重視して77周を走り込んだ。オコンは唯一、二日間のテストを丸々担当する。

タイムシートの一番下に沈んだのは、ウィリアムズFW42をドライブしたイスラエル出身のロイ・ニッサニー。11番手のショーン・ゲラエルに対して3秒以上遅れての12番手ではあったものの、ニッサニー家にとっては記念すべき一日となった。父チャノックはかつてミナルディでF1テストドライバーを務めた経験を持つ。

F1アブダビテスト担当ドライバー

F1アブダビテスト初日 総合順位結果

Pos. Driver Team Time Tyre Lap
1 バルテリ・ボッタス メルセデス 1分37秒124 C4(2019年型) 138
2 セバスチャン・ベッテル フェラーリ 1分37秒991 C5(2020年型) 136
3 ダニール・クビアト トロロッソ・ホンダ 1分38秒183 C5(2020年型) 72
4 セルジオ・ペレス レーシングポイント 1分38秒434 C5(2020年型) 120
5 ロマン・グロージャン ハース 1分39秒526 C5(2020年型) 146
6 ランド・ノリス マクラーレン 1分39秒741 C5(2020年型) 125
7 マックス・フェルスタッペン レッドブル・ホンダ 1分39秒926 C3(2020年型) 153
7 エステバン・オコン ルノー 1分39秒962 C4(2020年型) 77
9 ジョージ・ラッセル ウィリアムズ 1分40秒368 C5(2020年型) 87
10 キミ・ライコネン アルファロメオ 1分40秒903 C4(2019年型) 93
11 ショーン・ゲラエル トロロッソ・ホンダ 1分41秒640 C4(2020年型) 67
12 ロイ・ニッサニー ウィリアムズ 1分44秒760 C3(2020年型) 41

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