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”まるで素人”の如き47件の抹消…無違反は僅か2名、F1オーストリア予選のトラックリミット内訳表
F1第10戦オーストリアGP予選では34件のトラックリミット違反が発生し、計47件ものラップタイムが抹消される事態となった。セルジオ・ペレス、エステバン・オコン、オスカー・ピアストリはベストタイムの抹消によりQ3進出を逃した。
34件の内の約60%(20件)はターン10の出口で発生。その直前のターン9が約35%(12件)と、最終2コーナーでの違反が大部分を占めた。ターン10での走路外走行は、当該ラップのみならず、翌周のタイムも合わせて抹消される。残りの2件はターン6で発生した。
ポールポジションを獲得したマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、あまりの違反の多さに「まるで僕らがアマチュアのように見えた」等と不満をあらわにし、少なくともレッドブル・リンクに関してはトラック・リミットの判定方法を見直す必要があるとの考えを示した。
曰く、このコースはレイアウトやタイヤへの負荷という点で、走路内に留まるのが不可能に近く、ドライバーズ・ブリーフィングの中でも議題に上がっていたようだが、従来どおりの判定法のままに予選を迎える事になったという。
全20名のドライバーの中で無違反だったのはシャルル・ルクレールとローガン・サージェントの2名のみで、角田裕毅とニック・デ・フリースのアルファタウリ勢、オスカー・ピアストリ、バルテリ・ボッタス、ジョージ・ラッセルは1回のみ白線を越えた。
抹消されたラップタイムの数としては6回のランド・ノリスが最多だが、違反回数の最多は5回のカルロス・サインツだった。
チーム | ドライバー | コーナー | タイム |
---|---|---|---|
レッドブル | フェルスタッペン | 10 | 1:05.190 |
10 | 2:17.209 | ||
10 | 1:04.955 | ||
10 | 2:10.585 | ||
ペレス | 9 | 1:05.028 | |
9 | 1:05.235 | ||
10 | 1:04.990 | ||
マクラーレン | ノリス | 10 | OUT LAP |
10 | 1:05.946 | ||
10 | 1:05.946 | ||
10 | 2:13.805 | ||
10 | 1:05.179 | ||
10 | 2:05.873 | ||
ピアストリ | 9 | 1:05.213 | |
アルピーヌ | ガスリー | 10 | 1:05.702 |
10 | PIT | ||
10 | 1:05.084 | ||
10 | PIT | ||
オコン | 10 | 1:06.341 | |
10 | PIT | ||
10 | 1:05.295 | ||
フェラーリ | サインツ | 10 | OUT LAP |
10 | 1:06.496 | ||
6 | 1:06.496 | ||
9 | 1:05.815 | ||
9 | OUT LAP | ||
9 | OUT LAP | ||
アストンマーチン | ストロール | 9 | 1:05.177 |
9 | 1:05.857 | ||
アロンソ | 10 | 1:05.055 | |
9 | 1:05.055 | ||
ハース | ヒュルケンベルグ | 9 | 1:06.040 |
6 | 1:05.301 | ||
マグヌッセン | 10 | 1:05.793 | |
10 | 2:03.532 | ||
ウィリアムズ | アルボン | 10 | 1:05.993 |
10 | 1:05.993 | ||
10 | PIT | ||
9 | 1:05.340 | ||
アルファロメオ | 周冠宇 | 10 | 1:06.498 |
10 | PIT | ||
ボッタス | 10 | 1:05.513 | |
メルセデス | ハミルトン | 10 | 1:06.723 |
10 | PIT | ||
ラッセル | 9 | 1:05.408 | |
アルファタウリ | デ・フリース | 10 | 1:06.058 |
角田裕毅 | 10 | 1:05.863 |