ガレージからコースに向かう角田裕毅(アルファタウリ)、2023年6月30日F1オーストリアGP FP1
Courtesy Of Red Bull Content Pool

2023 F1オーストリア PU投入状況:角田裕毅やフェルスタッペンが降格リーチ、計9台が交換

  • Published: Updated:

国際自動車連盟(FIA)のF1テクニカル・デリゲートによる発表を元に、2023年F1第10戦オーストリアGPにおける各ドライバー毎のパワーユニット(PU)投入状況を以下にまとめる。本ページは必要に応じて随時アップデートされる。

ES(バッテリー)やCE(コントロール・エレクトロニクス)の交換により、ポイントリーダーのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)と角田裕毅(アルファタウリ)、バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)が新たに降格リーチに達した。

F1オーストリアでのPU交換状況
Driver ICE TC MGU-H MGU-K ES CE EX
マックス・フェルスタッペン 2 2
シャルル・ルクレール 4
カルロス・サインツ 4
バルテリ・ボッタス 3 3 3 2 4
周冠宇 3 3 3 4
ケビン・マグヌッセン 3 3 3 4
ニコ・ヒュルケンベルグ 3 3 3 4
ニック・デ・フリース 2
角田裕毅 2 2

残り13戦という現時点で、いずれのコンポーネントも年間上限基数に達していないのは、周冠宇(ジョウ・グアンユー)とケビン・マグヌッセン(ハース)のフェラーリPU勢の2名のみだ。

ギアボックスに関しては、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)が3基目のGBX C&C(ケース及びカセット)およびGBX DL(駆動系、ギアチェンジ、補助コンポーネント)へと交換した。ギアボックスは年間4基まで使用する事ができる。

アゼルバイジャンGPを前に競技規定が改定された事で、V6ハイブリッド・ターボ導入10年目の今年はICE、ターボ、MGU-H、MGU-Kが各々年間4基まで使用できる事となった。CE、ESは各2基まで、そしてエキゾーストは年間8セットまでに使用が制限されており、超過した場合はグリッド降格ペナルティが科される。

F1オーストリアGP:パワーユニット通季投入状況

Team Driver ICE TC MGU-H MGU-K ES CE EX
レッドブル・ホンダRBPT M.フェルスタッペンVER 2 2 2 2 2 2 3
S.ペレスPER 2 2 2 2 3 3 3
フェラーリ C.ルクレールLEC 3 2 2 2 3 4 4
C.サインツSAI 3 2 2 2 2 2 4
メルセデス G.ラッセルRUS 2 2 2 2 2 2 3
L.ハミルトンHAM 2 2 2 2 2 2 3
アルピーヌ・ルノー E.オコンOCN 2 2 2 2 2 2 4
P.ガスリーGAS 4 4 4 4 2 2 5
マクラーレン・メルセデス O.ピアストリPIA 2 2 2 2 2 2 4
L.ノリスNOR 3 3 3 3 2 2 5
アルファロメオ・フェラーリ V.ボッタスBOT 3 3 3 2 1 2 4
周冠宇ZHO 3 3 3 2 1 1 4
アストンマーチン・メルセデス L.ストロールSTR 2 2 2 2 2 2 3
F.アロンソALO 2 2 2 2 2 2 3
ハース・フェラーリ K.マグヌッセンMAG 3 3 3 2 1 1 4
N.ヒュルケンベルグHUL 3 3 3 3 1 2 4
アルファタウリ・ホンダRBPT N.デ・フリースDEV 2 2 2 2 2 2 3
角田裕毅TSU 3 3 3 3 2 2 3
ウィリアムズ・メルセデス A.アルボンALB 3 3 3 3 2 2 3
L.サージャントSAR 2 2 2 2 2 2 4

F1オーストリアGP特集