2023年6月29日のF1オーストリアGP木曜会見の中で談笑するマックス・フェルスタッペン(レッドブル)とニック・デ・フリース(アルファタウリ)
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マルコからの重圧に晒されるデ・フリース「上から何を言われようが関係ない」助言するフェルスタッペン、励ます角田裕毅

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ヘルムート・マルコからの重圧が増す中、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は同胞のニック・デ・フリース(アルファタウリ)に「上から何を言われようが関係ない」とアドバイスし、角田裕毅はチームメイトに励ましの言葉を送った。

フォーミュラEとFIA-F2選手権でのチャンピオン獲得を経て、今年初めてF1フルシーズンに臨んだデ・フリースはローガン・サージェント(ウィリアムズ)と並び、開幕8戦を終えて未だポイントを獲得できていない。

レッドブル・リンクのパドックを歩くニック・デ・フリース(アルファタウリ)、2023年6月29日F1オーストリアGPCourtesy Of Red Bull Content Pool

レッドブル・リンクのパドックを歩くニック・デ・フリース(アルファタウリ)、2023年6月29日F1オーストリアGP

2024年に向けてアルファタウリのシートは2つとも空きがあるものの、マルコは競争力不足のAT04で継続的に10位を争う角田裕毅を高く評価する一方、デ・フリースと契約を結んだ事を後悔する素振りを見せている

マルコと10年以上の付き合いになるフェルスタッペンはF1オーストリアGPの開幕を前に行われた会見の中で、マルコを含むレッドブル、アルファタウリの首脳陣からの批判に屈しないようにと助言した。

「僕らは誰もが、これがモータースポーツなんだと言う事を知っているよね? 全力を尽くしてパフォーマンスを発揮する必要があるけど、永遠にというわけじゃない」とフェルスタッペン。

「無理強いはできないけど、如何にチームと協力して経験を積むかが重要だ。結局のところ、上から何を言われようが関係ない。僕らがみんな、そうしているように、如何に週末から学び、ミスから学ぶかが重要なんだ」

「もう少しクルマを乗りこなして、もう少し良い感触を掴む。エンジニアと話し合って『どの部分をもっと良くできるか、何に取り組むべきか』を考えるんだ。もちろん、無理強いするわけじゃないよ」

「この手の事がもう少しカチッとハマれば、ある時点で結果が伴ってくる。一つ良い結果が出れば、それがまた次の結果に繋がるかもしれないし、いずれにしても少し安心できる」

「だから、あまりストレスを感じず、実際に違いを生み出し、パフォーマンスに影響を与えることができる関係者全員と頑張ってほしい」

「まぁ、ニックには言うまでもないけどね。彼は経験豊富で、どうすれば良いのかは分かっているから」

スロットカーゲームを楽しむアルファタウリのニック・デ・フリースと角田裕毅、2023年6月29日F1オーストリアGPCourtesy Of Red Bull Content Pool

スロットカーゲームを楽しむアルファタウリのニック・デ・フリースと角田裕毅、2023年6月29日F1オーストリアGP

チームメイトの角田裕毅もデ・フリースの好転を信じている。

英「Autosport」によると角田裕毅は「ペースはあるので、後は良いリズムを掴む必要があると思います。というのも、これまでの殆どのレースで、一貫性という点でかなり苦労しているようなので」と語った。

「ニックはフリー走行や幾つかの予選で良いペースを見せていると思います」

「最終的にはやってくれると思っています。過去のレースやリザルト、これまでに彼が達成した事から、それが可能だという事を彼自身が示していますので」

「少し運が悪いだけだと思います。今の僕らのクルマは最速とは言えず、良いパフォーマンスを発揮したり、良い結果を出すのが難しいので」

当のデ・フリースは自身のパフォーマンス不足を認めつつも、状況が好転するのは「時間の問題」だと主張する。

「コース上で彼(マルコ)の間違いを証明できれば、ドクター・マルコも喜んでくれると思う」とデ・フリース。

「今はそれしか考えていない。僕自身がコントロールできる事に焦点を合わせるしかないしね。それだけさ」

「無理に何かをする必要はないと思ってる。頑張りすぎたり、準備できていない事を無理にやろうとしたりすると上手くいかなくなるし、ミスも起きる」

「だから重要なのは兎に角、今の仕事に集中して忍耐強くあり続けることだと思ってる。好転するのは単に時間の問題なんだ」

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