異例6度のトラリミ違反で3度のペナルティ、ストロール「今はとにかく、辛抱するしかない」

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ランス・ストロール(アストンマーティン・ホンダ)は2026年F1第9戦イギリスGPの決勝で、6回にわたってトラックリミット違反を犯し、5秒ペナルティを3度科されて完走19台中最下位でフィニッシュした。

F1では、正当な理由なく走路を離れることは許されておらず、レース中に累積3回目のトラックリミット違反を犯すと黒白旗を通して警告が行われ、以降は1回の違反につき5秒ペナルティが科される。

違反を誘発したのは「深刻なアンダーステア」

ストロールはコップス(ターン9)で計3回、クラブ(ターン18)で計2回、そしてストウ(ターン15)で1回のトラックリミット違反を犯した。

相次いだトラックリミット違反の原因について、ストロールは深刻なハンドリングの問題があったと主張した。もっとも、同じAMR26をドライブしたフェルナンド・アロンソの違反回数は1回だった。

ストロールは「アンダーステアがひどくて、クルマの挙動を予想するのがすごく難しかった。だからトラックリミットを守るのも難しかったんだ」と振り返り、フラストレーションをにじませた。

52周のレースを通してトラックリミットに違反したのは全部で10名だった。そのうち6名の違反は1回のみで、ストロール以外にペナルティを受けたのは、左フロントのホイールシールド破損の影響により5秒ペナルティを1回科されたアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)のみだった。

大型改良に託す希望「今は辛抱するしかない」

現在のAMR26が一貫性を欠き、圧倒的に競争力が不足していることは確かだ。現場チームを統括するマイク・クラックも「我々のパフォーマンスレベルが、順位を上げる機会を制限してしまった」とマシンの性能不足を認める。

ストロールは「ファンやパートナーのみんな、そしてシルバーストンに来てくれたすべての人に伝えたいのは、今はとにかく、辛抱するしかないということだ。あと2戦ほどで投入されるアップグレードが大幅なパフォーマンス向上をもたらしてくれることを願ってる」と語り、チームが予告している今後の車体開発に一縷の望みを託した。

とはいえ、そのアップグレードをもってしても入賞争いへの道のりは依然として長くなりそうだ。

F1チーム代表兼マネージング・テクニカル・パートナーを務めるエイドリアン・ニューウェイは、7月末のハンガリーGPだけでなく夏休み明けの初戦となる第12戦オランダGPでも、開発パーツを持ち込む予定であると明かしつつ、同地での投入が計画されているホンダのアップグレード版パワーユニット(PU)を加えてなお、即座にトップ10を争うことに慎重な姿勢を見せている。

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