2021年フォーミュラE開幕戦が無期延期に…英国の新型コロナ変異株流行の影響か

アントファガスタ・ミネラルズ・サンティアゴE-Prix、サンティアゴ上空空撮写真copyright LAT/Formula E

サンティアゴで2021年1月16〜17日に開催が予定されていた2020/21年フォーミュラE選手権の開幕戦が無期延期される事が決まった。

フォーミュラEは22日(火)、市当局との協議を経てサンティアゴE-Prixを延期すると発表した。春先の開催を目指すとしており、延期先の日程は決まっていない。

延期の理由は明らかにされていないが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響と見られる。

チリ政府は20日(日)、イギリス国内の新型コロナ変異株の流行状況を受け、英国からの全ての直行便を停止するなどの大規模な渡航制限を発表した。フォーミュラEは特に物流面で大きな影響を受ける事になる。

21日時点でチリ国内では述べ587,488名の感染者と16,197名の死者が確認されている。

新型肺炎の影響で多くのレースがキャンセルに追い込まれた今季フォーミュラEは、8月のベルリンでの強行6連戦という形で締められ、チャンピオンシップは11戦で決する事となった。

チームはスペインのバレンシアーナ・リカルド・トルモでプレシーズンテストを経て開幕に向けての準備を整えているが先行きは不透明だ。

当初のカレンダーでは開幕戦に続き、2月下旬にサウジアラビアのディリヤでレースが計画されているが、フォーミュラEは現時点でシーズンがいつ開幕するかを明らかにしていない。

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