5月30日(日)にインディアナポリス・モーター・スピードウェイ（IMS）で開催される2021年の第105回インディアナポリス500マイルレースに35台のマシンがエントリーした。

インディ500のグリッド数は33台で、昨年はエントリーした33台が全てが予選通過を果たして決勝レースを戦ったが、今季は2台が予選落ち=バンプアウトする事になる。

2017年と2020年に優勝を果たし、2001-02年のエリオ・カストロネベス以来の連覇、そして40歳越えのドライバーとして史上初の3度目の勝利を狙う佐藤琢磨（44歳）を含めて、エントリーリストには9名の歴代インディ500ウィナーが並ぶ。

スコット・ディクソン（2008年）、トニー・カナーン（2013年）、ライアン・ハンター=レイ（2014年）、アレクサンダー・ロッシ（2016年）、ウィル・パワー（2018年）、シモン・パジェノー（2019年）に加えて、2度のウィナーであるファン・パブロ・モントーヤ（2000年、2015年）、そして2001年、2002年、2009年の3度に渡って500マイルを制し、A.J.フォイト、アル・アンサー、リック・メアーズに続く4冠目を目指すカストロネベスと、まさに強敵揃いだ。

ルーキーはRC・エネルソン、ピエトロ・フィッティパルディ、スコット・マクラフリンの3名。2010年のインディ500ルーキー・オブ・ザ・イヤーを受賞したシモーナ・デ・シルベストロは2015年以来の復帰を果たす。

最多エントリーは6台を送り込むアンドレッティ・オートスポーツで、佐藤琢磨擁するレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングはグレアム・レイホールとサンティノ・フェルッチの3台体制となる。

アメリカ人ドライバーは13名、海外ドライバーは22名と、サプライズエントリーはなかった。エンジン別に見るとホンダ17台、シボレー18台という構成だ。

第105回インディ500は5月18日(火)から21日(金)までプラクティスが行われ、5月22日(土)と5月23日(日)に予選が予定されている。そして5月28日(金)の最終プラクティスを経て30日(日)に決勝レースが行われる。

日本ではGAORA SPORTSが生中継する。視聴には「スカパー！」の他、光回線を使った「ひかりTV」「auひかり」なら、面倒なアンテナ設置なしでインディカーを楽しむ事もできる。更に今季からはHulu ライブTVでもストリーミング配信される。

2021年 第105回インディ500エントリーリスト