マクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは、F1ベルギーGPの初日セッションをノートラブルで終えられた事に満足している。ホンダは今週末、パフォーマンスを向上させた最新版エンジンを投入したが、これまでのところ大きな問題は発生しておらず、金曜フリー走行を手堅く締め括った。

ブーリエは、高い信頼性のお陰でエアロパッケージとハンドリングの評価に集中でき、結果として車体側のパフォーマンスを上げることができたと語った。

F1ベルギーGP初日を終えて

エリック・ブーリエレーシングディレクター

今日は雨に見舞われたにも関わらず、まずまずの1日になりました。空力とハンドリングに関してシャシー側で多くの有益な成果を上げることが出来ました。スパ・フランコルシャンはマシンに厳しいサーキットですので、週末に向けて可能な限り万全な準備を整えていきたいと考えています。

両方のセッションを高い信頼性を以て走行できたことに満足しています。明日の大事な予選に向けて有益なデータを集めることが出来ました。ストフェルが最後尾からスタートするのは残念です。レースで高成績を残すためには、フェルナンドが予選で良いグリッドを得ることが必要となるでしょう。

母国レースを迎えるストフェルのために、ベストなマシンを用意できるよう集中して作業に取り組んでいます。彼は今日、ホームの観客の前で堅実なパフォーマンスを見せてくれました。

周知の通りスパの天気を予想するのは難しく、コンディションが急変する可能性は否定できません。我々はあらゆる状況に対応できるようセットアップを最適化するために全力を尽くしています。土曜に雨が降るような事があれば予選は面白くなるでしょう。同じことは日曜日にも言えます。何が起こっても不思議ではありません。

ブーリエと同様に、ホンダF1の総責任者を務める長谷川祐介もまた、ベルギーでの金曜のセッションを高く評価しポイント獲得に自信を示している。

2017年第12戦ベルギーグランプリの日程・結果・ニュース・サーキットガイドなどの情報については、F1ベルギーGP特設ページを参照されたい。3回目のフリー走行は日本時間8月26日(土)18時から、予選は21時から始まる。

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