アロンソ「エンジンの無事を祈るが、トラブル無しでも13位が限界だった」F1イギリスGP 2017《決勝》
マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソは7月16日(日)の第10戦イギリスGPで、初戦オーストラリア、2戦中国、9戦オーストリアに続く今季4度目のリタイヤを喫した。原因については調査中とされるが、燃料圧力システムのトラブルとみられる。
エンジンの各種コンポーネントの交換によって、合計30グリッドもの降格ペナルティーを受けたアロンソは、決勝を最後尾20番グリッドからスタートした。レーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエが予想したように、アロンソはレース序盤に大きくポジションを挽回し、一時は13番手を走行していた。
レースを終えたアロンソは、リタイヤが痛手なのは確かだが、仮にトラブルがなかったとしても、せいぜい13位程度止まりであっただろうとの見解を示し、マクラーレン・ホンダのマシン”MCL32″にはまだ速さが足りないと主張した。
アロンソ:イギリスGP決勝を終えて
フェルナンド・アロンソ決勝: リタイヤ, スタート: 20位
厳しいレースだったよ。ペナルティーのために最後尾からスタートしなきゃならなかったし、集団の後ろで走ってた時には別の問題を抱えてしまった。エンジンにはダメージがない事を祈ってるし、これから先もこのエンジンを使い続けることが出来れば良いんだけど。
ストフェルは今日11位だったね。思うに、今日の僕らにはポイント圏内に食い込むだけの速さがなかったんだと思う。リタイヤは痛かったけど、(それがなかったとしても)13位か14位止まりだったんじゃないかな。
ハンガリーGPを楽しみにしてるよ。あそこのサーキットは僕らに適してるはずだからね。
今回のイギリスGPでホンダF1がエンジン・コンポーネントの大量交換を決断したのには、2週間後のF1ハンガリーGPで不要なグリッド降格を避ける意図があるとみられる。舞台となるハンガロリンクは、MCL32に適した低速サーキットであり、シルバーストンと比較すると上位入賞の可能性が高いためだ。
2017年第10戦F1イギリスGPの日程・結果・ニュース・サーキットガイドなどの情報については、F1イギリスGP特設ページを参照されたい。