PU交換で降格ペナのバンドーン「信頼性向上やパフォーマンス増加は期待できない」
23日(金)に幕を開けるアゼルバイジャンでのグランプリを前に、マクラーレン・ホンダのストフェル・バンドーンは、今週末にホンダ製F1エンジンの交換を行う予定であり、これによってグリッド降格ペナルティを受ける事を明らかにした。ただし、この交換によって信頼性が向上したりパフォーマンスが上向きになる事は期待できないと言う。
ホンダ勢2人揃ってペナルティ
バンドーンは、開幕前日に行われたプレスカンファレンスで、チームメイトのフェルナンド・アロンソ同様、自身もエンジン交換によるペナルティを受ける事になるだろうと語った。
「僕もペナルティを受ける事になると思う。多分僕らはグリッド最後列からレースを戦う事になるだろうね」
アロンソは前戦カナダGPでパワーユニットのメカニカルトラブルが発生、コンポーネントの交換によってグリッド降格の罰則を受ける事が決定していたが、チームはバンドーンの車両にも新しいパーツを投入する事を決断した。交換されるのは一連の問題への対策を施したMGU-Hとターボチャージャーになるものとみられる。
新パーツによる性能向上はない
先のバンドーンの発言を受けて、英国のジャーナリストであるベン・エドワーズは「今週末にマシンに搭載されるエンジンパーツによって、性能や信頼性は向上するのか?」と質問すると、バンドーンは大きな違いはないだろうとの見解を示した。
「正直に言って、それに答えるのは難しいよ。それはホンダに聞いてみて欲しい。今週末には多くのアップデートがあるとは思っていないから、(信頼性や性能の面での)大きな違いはないと思うよ」
ホンダF1のエグゼクティブ・チーフ・エンジニアである長谷川祐介は、今週末のバクーでのレースはマクラーレン・ホンダにとって厳しいものになるとの見解を述べている。