セパンの緑豊かな未舗装路を自転車で走るバルテリ・ボッタス(キャデラック)、2026年9月30日(水)
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ボッタス、F1リタイヤ即340kmの「チャリ通」へ。セパンから国境越え、シンガポールを目指す

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バルテリ・ボッタス(キャデラック)は、マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで行われた2026年F1第16戦バーレーンGPをリタイヤで終えると、すぐさま自転車に乗り換え、次の“仕事場”であるシンガポールに向けて出発した。

連戦の合間に国境をまたぐ今回の長距離サイクリングの全行程は約340km。三重県の鈴鹿サーキットから静岡県の富士スピードウェイまでが約310kmであるため、それよりも30kmほど長い距離を走ることになる。

リタイヤ即、340kmのチャリ通へ

ボッタスは55周のレースの8周目にターン13でコースを外れ、グラベルで動けなくなったことでリタイヤ。ヘルメットを脱ぐと、その日のうちにキャニオン製のグラベルロードバイクで暗闇の中を進み、約56kmを走った。

ルートの大部分はグラベルだが、翌5日(月)には6時間弱で160km以上を走行。マリーナベイまで残り約124kmとなった。

第17戦シンガポールGPの最初のセッションは10月9日(金)のフリー走行だが、ドライバーは前日から現地入りし、メディア対応を行う義務があるため、遅くとも7日(水)には“チェッカーフラッグ”を受けたいところだ。

ただ、ここまでの走行ペースを考えれば、6日(火)中の到着も十分に見込める。

無類の自転車好き、UCI世界選手権は辞退

ボッタスは現役ドライバーの中で無類のサイクリング好きとして知られており、今回もプロサイクリストでパートナーのティファニー・クロムウェルさんとともに移動している。

クロムウェルさんは、2014年のロード世界選手権で5位、同年のツール・デ・フランドルで9位に入り、現在はグラベル競技にも力を注いでいる。

ボッタス自身も、未舗装路を走るグラベル競技に取り組んでおり、今年もUCIグラベル世界選手権の出場資格を獲得した。同大会は10月10~11日にオーストラリアのナナップで開催されるが、シンガポールGPと日程が重なるため、出場を見送る。

ボッタスは今季、新チームのキャデラックからF1に復帰したものの、厳しいシーズンを送っている。ドライバーズ選手権では22位で、16戦を終えてまだノーポイント。さらに8戦で完走できていない。

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