
ボッタス節炸裂「インスタ見てないの?」 F1復帰戦の降格ペナが”土壇場で消滅”した理由
2026年シーズンの開幕戦オーストラリアGPを前に、キャデラックのバルテリ・ボッタスを悩ませていた”負の遺産”が予期せぬ形で消滅した。数週間前のF1レギュレーション改定により、ボッタスに科せられていた5グリッド降格ペナルティは無効となった。
このペナルティは、ボッタスがザウバーに所属していた2024年の最終戦アブダビGPまで遡る。ボッタスはケビン・マグヌッセン(ハース)との接触を引き起こしたが、リタイアしたためペナルティを消化する機会はなく、次戦に持ち越されることとなった。
だがボッタスはこのシーズンをもってシートを失い、翌2025年はF1を離れていた。そのため、1年ぶりの復帰戦となる2026年オーストリアGPでこのペナルティを消化する見通しとなっていた。
「インスタ見てないの?」ボッタス節が炸裂
ボッタス自身もバーレーンテストの時点ではペナルティを覚悟していた。だがメルボルンで行われた木曜の記者会見では、一転して明るい表情を見せた。
会見の約20分前に自身のInstagramで「発表」を行っていたボッタスは、「今週末はグリッド降格ペナルティを受けることになるけど……」との記者からの質問を「いや、ないよ」と遮り、ジョークで返した。
「僕のInstagramをフォローしてないの? さっき発表したばかりだけど、新しいルールのおかげでペナルティは消えてなくなったんだ。降格はなし。いい気分だよ」
ルール改定の「遡及適用」がもたらした幸運
ペナルティが消滅した理由は、規定第B2条5項4号の文言変更にある。昨年の改定で、未消化のグリッドペナルティは12か月で消滅する仕組みに変更された。だが、この改定は過去の事例には適用されない扱いだった。
ところが今年2月の改定により、この「12か月ルール」が実質的に遡及して適用される形となった。その結果、2024年12月に科されたボッタスへの処分は効力を失った。
1年のブランクを経て、新規参入チームであるキャデラックからF1の舞台へ戻ってきたボッタス。チームにとっても、クリーンな状態でスタートラインに立てることは気持ちの面でも大きな追い風となる。