F1王者フェルスタッペン、MotoGP王者ロッシとGT3初対決へ。敬意の一方で語った「勝負師の本音」

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マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、ポルトガルのアルガルベ・サーキットで開催されるGTワールドチャレンジ・ヨーロッパ(GTWCE)第10戦に参戦し、バレンティーノ・ロッシとGT3レースで初めて対戦する。

「会って話ができたらいいな」と明かす一方、「レース中には彼を見たくない」と語り、終始先頭を走り続けて好結果を持ち帰りたいという勝負師の本音をのぞかせた。

4度のF1王者は、セパン・インターナショナル・サーキットでの2026年F1第16戦バーレーンGPを前に、このGTWCEへのスポット参戦を発表した。

コース上でのライバルの一人となるロッシは、ロードレース世界選手権(MotoGP)で通算9度の世界王座を獲得した後に四輪へ転向し、GTWCEや世界耐久選手権(WEC)でキャリアを重ねてきた。

ヘルメット交換するバレンティーノ・ロッシとルイス・ハミルトン、2019年バレンシアサーキットにてCourtesy Of Yamaha Motor Racing Srl

ヘルメット交換するバレンティーノ・ロッシとルイス・ハミルトン、2019年バレンシアサーキットにて

「レース中には見たくない」先頭狙う姿勢

セパンでポールポジションを獲得した後、ロッシと対戦することへの見解を問われたフェルスタッペンは、次のように語った。

「彼には会えたらいいなと思っている。すごくいい人だから、話ができたらいいね。もちろん同じレースに出られて嬉しいけど、レース中には彼を見たくないかな。それは、たぶん僕が前にいるってことだからね」

「というか、本当は誰の姿も見たくない。とにかく先頭を走って、良い仕事をしたい。まぁ、どうなるかは分からないけどね。出場する顔ぶれはものすごく強力だから。この挑戦を楽しみにしているよ」

今回フェルスタッペンが参戦する背景には、チーム事情がある。

フェルスタッペン・レーシングからGTWCEに参戦しているダニエル・ジュンカデッラとジュール・グーノンの両名が、WECの日程変更に伴って欠場を余儀なくされたため、フェルスタッペンは自ら代役としてステアリングを握ることとなった。

7週連続レース、過酷日程も「大好き」

ポルティマオでのレースは10月16日(金)~18日(日)に予定されており、F1の第17戦シンガポールGPと第18戦アメリカGPの合間に位置している。

フェルスタッペンはF1のトリプルヘッダー(3連戦)に挟まれた貴重なオフの週末にもGT3マシンを駆る。F1とGTレースを合わせて7週連続での実戦という過酷なスケジュールだ。

フェルスタッペンは今年5月にも、ノルドシュライフェで開催された第54回ニュルブルクリンク24時間レースにメルセデスAMG GT3で参戦。レース終盤まで首位を走行していたものの、残り3時間半の段階でドライブシャフトの破損に見舞われ、リタイヤを強いられた経緯がある。

「[GT3は]F1とはかなり違うけど、大好きなんだ。今年は初めてノルドシュライフェでGT3を堪能できた。ポルティマオもドライブしていてすごく楽しいサーキットだから、とにかく楽しむつもりだ」と語り、「もちろんチームとしても、良い結果を持ち帰るためにベストを尽くすよ」と締めくくった。