「少し未成熟」 アロンソが明かす最下位の舞台裏、ホンダ・スペック2と可変空力に二重トラブル…それでも「一歩前進」

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2026年F1第12戦オランダGPのスプリント予選で最下位に沈んだフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・ホンダ)は、セッション中に二つの技術的な問題を抱えていたことを明かした。

ホンダのスペック2パワーユニット(PU)に関しては、ブレーキング中のドライバビリティに問題が生じ、さらにリアウイングのストレートライン・モード(SM)も作動しなかったという。

アロンソはフリー走行1回目(FP1)では12番手につけ、ホンダのスペック2についても前向きな感触を得ていた。だが、肝心のスプリント予選では、最初のアタックでターン14への進入時に激しくタイヤをロック。最終アタックでもSQ2進出に必要なタイムを残せず、最下位に終わった。

制動時に前進する「ドライバビリティ問題」

アロンソがまず挙げたのは、新型PUのドライバビリティだった。FP1では大きな問題を感じなかったものの、スプリント予選に入るとブレーキング時の挙動が変わったという。

「予選では、あらゆる面に少しばかり問題があった。フリー走行は概ね問題なかったけど、予選ではエンジンのドライバビリティに問題があった。ブレーキング中にマシンが押し出されるような状態だった」と振り返る。

アロンソによれば、エンジン側がドライバーの要求を超える出力を供給していたため、減速が必要な場面でもマシンが前に進むような状況だったという。

「時々マシンを止めるのが難しかった。エンジンがオーバーデリバリー状態だったんだと思う」とアロンソは説明した。

ターン14でタイヤを激しくロックさせた場面については、「ブレーキを踏んでいるのにスロットルが開いていたら、当然、マシンを止めるのは難しいよ」と苦笑いを浮かべた。

SM不作動でストレート失速

さらに、アクティブエアロにも問題が発生していた。チームによれば、リアウイング側のSMが作動せず、それが予選最下位につながったという。

当初は、ウイングが閉じないのか、あるいは開かないのかなど、詳細は不明だったが、アロンソは「どうやら僕のマシンではSMも機能しておらず、リアウイングを開けられなかったんだ」と説明した。

ブレーキング時にはPUの制御に苦しめられ、ストレートではリアウイングを開けず速度が伸びない。アロンソは「これら両方が重なって、ラップをまとめ上げるのが本当に大変だった」と振り返った。

車体側とPU側の両方にアップデートを持ち込んだアストンマーティン・ホンダだったが、アロンソは22番手、ランス・ストロールも19番手に終わり、2台そろってSQ1敗退となった。

「未成熟」もスペック2の前進認める

スプリント予選では技術的な問題に翻弄されたアロンソだが、スペック2への評価は悪くない。予選前のFP1では前向きな感触を得ていたといい、ドライバビリティの最適化にはある程度の時間が必要と指摘した。

「フリー走行での感触は悪くなかったし、一歩前進したように感じた。まだ本当に初期段階だし、各種制御なども含めて、少し未成熟な部分があるんだと思う」

「それに今回はスプリント週末だ。通常の週末ならフリー走行が3回あって、そこでパッケージをしっかり煮詰めることができる。でもスプリント週末だから、今日の予選や明日のスプリントレースをこなしながら、この状況に対応しなきゃならない」

「だから、これからのセッションを通して理解を深めていくつもりだ」


2026年F1オランダGPのスプリント予選では、ジョージ・ラッセル(メルセデス)が0.041秒差でランド・ノリス(マクラーレン)を抑えてポールポジションを獲得した。復帰戦の角田裕毅(レーシング・ブルズ)は12番手をマークした。

スプリントは日本時間8月22日(土)19時から、公式予選は同23時から1時間に渡ってザントフォールト・サーキットで開催される。セッションの模様はフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

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