
佐藤琢磨がグリッド昇格、インディ500予選後車検で2台にペナルティ
第110回インディ500の公式予選後、カイオ・コレット(AJフォイト)とジャック・ハーヴィー(ドレイヤー&レインボールド)の2台が技術検査に不合格となり、グリッド降格処分を受けた。
これにより、予選10番手だったコレットは32番グリッドへ降格。29番手だったハーヴィーは、最後尾33番グリッドから決勝をスタートする。
コレットの降格に伴い、3度目のインディ500制覇を目指す佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は、12番グリッドから決勝に臨むことになった。
EMSカバー違反で予選除外処分
Courtesy Of Penske Entertainment
イヤホンを装着しながら走行前の準備を進めるカイオ・コレット(A.J.フォイト)、2026年5月15日(金)-第110回インディ500プラクティス(インディアナポリス・モーター・スピードウェイ)
独立裁定組織のインディカー・オフィシエーティングは、コレットの4号車とハーヴィーの24号車について、ダラーラが供給するエネルギー・マネジメント・システム(EMS)カバーおよびAアーム取付部に、承認されていないハードウェアを用いた改造があったと判断した。
インディカーの規則では、EMSはダラーラから供給された状態で使用し、インディカーの承認を受けた形で搭載しなければならない。
また、EMSカバーの取付けについても、供給されたハードウェアとヘリコプター・テープのみを使用できると定められている。
インディカー・オフィシエーティングは、コレットの4号車とハーヴィーの24号車がこの規定に適合していなかったと判断。予選結果から除外した。
Courtesy Of Penske Entertainment
ピットレーンで走行準備を進めるジャック・ハーヴィー(ドレイヤー&レインボールド)、2026年5月15日(金) 第110回インディ500プラクティス(インディアナポリス・モーター・スピードウェイ)
2年連続での予選後車検不合格
インディ500では、2年連続で予選後の技術検査に注目が集まることとなった。
前回大会では、チーム・ペンスキーの3台が技術規定に違反する改造をアテニュエーターに施していたとして、予選後の車検で不合格となった。
さらに前年のインディ500後にも、アンドレッティ・グローバルとプレマ・レーシングが車検不合格となる事態が発生した。
こうした経緯を受け、シリーズはインディカーおよびペンスキー・エンターテインメントから独立した新たな審判体制を整えるべく、インディカー・オフィシエーティングと独立審判委員会(IOB)を2025年12月に創設した。