キャデラックF1、周冠宇とのリザーブ契約を発表―2026年新規参戦へ体制完成

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2026年からF1への新規参戦を果たすキャデラックF1チームは1月5日、リザーブドライバーとして周冠宇と契約したことを発表した。これにより、レギュラードライバーのバルテリ・ボッタス、セルジオ・ペレスに加え、テストドライバーのコルトン・ハータを含むドライバーラインアップが出そろった。

周は2022年から3シーズンにわたってザウバーで通算68戦に出場。2025年は名門フェラーリのリザーブドライバーを務め、シミュレーター作業や旧型マシンを用いた走行プログラム(TPC)を通じて、跳ね馬の最新技術に触れてきた。

2026年からフェラーリ製パワーユニットとギヤボックスを使用するキャデラックにとって、フェラーリのパッケージングを熟知する周の経験は、ゼロからのマシン開発において大きな武器となるだろう。

周にとって今回の加入は、慣れ親しんだ顔ぶれとの再会でもある。レギュラーシートに座るボッタスとはザウバー時代のチームメイトであり、チーム代表を務めるグレアム・ロードンとも長年にわたる信頼関係がある。

笑顔を見せるアルファロメオの周冠宇とバルテリ・ボッタス、2023年7月20日(木) F1ハンガリーGPCourtesy Of Alfa Romeo Racing

笑顔を見せるアルファロメオの周冠宇とバルテリ・ボッタス、2023年7月20日(木) F1ハンガリーGP

周は就任にあたり、次のように喜びを語った。

「F1デビューを控えるキャデラックF1チームに、リザーブドライバーとして加われることをうれしく思う。これはF1の歴史の中でも最大級かつ、最もエキサイティングな新プロジェクトの一つだ」

「グレアムやバルテリとは長年共に働いてきた仲であり、このチームに加わることは家族のもとへ戻るような感覚がある。コース内外で培ってきた開発経験を生かし、このチームに価値をもたらしたい」

チーム代表のロードンは「リザーブの選定プロセスも、レギュラードライバーと同様に徹底的に取り組んだ」と語り、周のハードワークと開発能力を高く評価した。また、CEOのダン・タウリスも「才能に恵まれ、礼儀正しく、我々の目標達成に必要な努力と献身を理解している」と期待を寄せた。

ボッタスとペレスという実力派ベテラン勢に加え、米国期待のハータ、そして最新の技術的知見を持つ経験者の周。選択肢が限られる中、キャデラックは2026年のデビューシーズンに向け、ほぼ最善に近いドライバーラインアップを整えたと言えそうだ。