
マクラーレンF1、2025年ルーキー走行枠の内の1つを発表
マクラーレンF1チームは、2025年シーズン中に義務付けられている4回のルーキードライバー起用枠のうちの1つを明らかにし、メキシコシティGPにおいてリザーブドライバーのパトリシオ・オワードを起用すると発表した。
メキシコ第二の都市モンテレイ出身のオワードが、エルマノス・ロドリゲス・サーキットで行われる金曜フリー走行1回目(FP1)にマクラーレンから出走するのは、これで2年連続となる。FP1出走は通算4回目で、これまでに2022年と2023年のアブダビGP、2024年のメキシコシティGPでFP1に出走している。
Courtesy Of McLaren
マクラーレンF1チームのリザーブ・ドライバーを務めるパトリシオ・オワード、2025年
ランド・ノリスとオスカー・ピアストリのどちらのマシンを担当するのかは現時点では明かされていないが、オワードはセッションを通じてMCL39のセットアップ作業に貢献する役割を担うことになる。
2025年シーズン中に実施される残り3回のルーキードライバー起用についてマクラーレンは、追って発表するとしている。同チームはリザーブのオワードに加え、テストドライバーのウィル・スティーブンス、ジュニアドライバーのエラ・ロイド、ウーゴ・ウゴチュクウ、ブランド・バドエル、マルティニウス・ステンショーン、アレックス・ダン、ドリース・ヴァン・ラングドンクを擁している。
母国GPでの出走決定を受け、オワードは次のように喜びを語った。
「今年も母国でFP1を走れることになって本当に嬉しい。去年の走行では、チームが用意したプログラムをすべてやり遂げることができ、良い経験になった。また走るのが待ちきれない。ザク(CEOのブラウン)やアンドレア(チーム代表のステラ)、それにチームのみんなと一緒に仕事をするのを楽しみにしてる」
チーム代表のアンドレア・ステラも、オワードの起用について次のように述べた。
「パトは昨年も価値ある貢献をしてくれたし、インディカーでの素晴らしい活躍を見せており、FP1に出走するに値するドライバーだ。今回の走行は彼にさらなる知見をもたらすだけでなく、チームにとっても有益なものとなるだろう」