マクラーレン、ノリスの”予選力向上”のためにMCL39改良へ

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マクラーレンは、ランド・ノリスが予選でより自然にクルマのパフォーマンスを引き出せるよう、2025年型「MCL39」の特定部分の改良に取り組んでいる。

ノリスは開幕3戦を終えてドライバーズ選手権をリードしているものの、シングルラップでのクルマの挙動に不満を抱いており、特に限界までプッシュする予選ではその傾向が顕著に表れている。

実際、鈴鹿での日本GPでは、ポールポジションを獲得したマックス・フェルスタッペン(レッドブル)にわずか0.012秒差の2番グリッドを獲得したが、Q3最初のアタックでは5番手にとどまった。基準となるラップを初回で記録できなかったことがポールを逃す一因となり、それが決勝結果にも影響を及ぼしたといえる。

チーム代表のアンドレア・ステラは、ノリスが特定の部分に不満を抱えていることを認め、今後数戦でその改善に向けたアップデートを導入する計画だと説明した。

「ランドに関しては、最初のアタックでスムーズに走行リズムをつかめるよう、改善すべき点がある。それは明確に特定されており、マシンが彼の期待により自然に応えるような調整を今後数戦で行う予定だ」とステラは語った。

具体的な技術的詳細には踏み込まなかったものの、ドライバーからの入力に対し、クルマが過剰に反応することに起因する問題だという。「現在のMCL39は、やや過敏すぎる」とステラは付け加えた。

ランド・ノリスの2位とオスカー・ピアストリの3位を祝うマクラーレンF1チーム、2025年4月6日F1日本GP決勝レース(鈴鹿サーキット)Courtesy Of McLaren

ランド・ノリスの2位とオスカー・ピアストリの3位を祝うマクラーレンF1チーム、2025年4月6日F1日本GP決勝レース(鈴鹿サーキット)

ピアストリは別の課題を抱える

一方でチームメイトのオスカー・ピアストリについては、ノリスが問題視する領域では不満を感じていないものの、別の部分で改善の余地があるという。

「オスカーはこの部分については快適に感じているようだが、例えば第1セクターやターン2ではやや不安定だった。Q3の2回目のアタックでは、そのコーナーでのミスが響いた」とステラは説明した。

「現時点では、両ドライバーともにクルマを限界まで攻める際に求めるものがやや異なっている。したがって、チームとしては両者の要望に応じて、マシンを改善していく必要がある」