7位入賞を経て笑顔でインタビューに応じる角田裕毅(RBフォーミュラ1)、2024年5月5日F1マイアミGP
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角田裕毅、不満の週末を経て「やっと満足できた!」メルセデスを抑え今季最上7位

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オーストラリアに並ぶ2024年シーズン最高位タイとなる7位フィニッシュにより、スプリントを含めて今季4回目のポイント獲得を果たした角田裕毅(RBフォーミュラ1)は、F1第6戦マイアミGP決勝を経て、ようやく自分自身に合格の判を押した。

入賞圏内10番グリッドに着いた角田裕毅はオープニングラップでジョージ・ラッセル(メルセデス)を交わして9番手にポジションを上げるも、5周目に抜き返されスタートポジションに戻った。

その後はミディアムタイヤでの第1スティントで強力なペースを刻みつつタイヤをセーブ。セーフティーカー(SC)の導入を機にタイヤ交換義務を消化して大きなアドバンテージを得ると、最終スティントではラッセルを引き離す走りを見せた。

スプリント予選では自ら望んだ1アタックのアプローチについて反省の弁を述べ、7ポジションアップの8位入賞を飾ったスプリントでさえ「満足していません」と言い放つなど、納得がいく週末を過ごせていなかったが、決勝を経て、素晴らしいレースでしたねと問いかけられた角田裕毅は「そうですね。やっと満足できました!」と笑顔を見せた。

「チームの素晴らしい仕事に感謝します!今週末は両方のレースでポイントを獲得する事ができ、信じられない思いです」

「良いパフォーマンスを発揮できるとは期待していましたが、最も重要なのはそれを実際にやってのけた事です。チームとして自分たちの計画を全うし、今日は一切、ミスを犯しませんでした」

「僕個人に関して言えばスタートでミスをしましたが、全体的には自分のドライビングに満足しています。ミスの後は気持ちをリセットして走り続けました。特に最後のスティントでは単独でのドライブの中、自分より前にいるクルマと似たようなラップタイムを刻む事ができました」

「チームは素晴らしいクルマを作り上げてくれました。本当に感謝しています。ファクトリーのサポートは信じられないほどで、シーズン開幕の段階から一気に前進し、こうして最終的にポイントを獲得することができ、これからが楽しみです」

「次のイモラでのレースは僕にとってのもう一つの母国レースなので、地元のファン、特にファクトリーの皆の前で良い結果を残せればと思っています。誰もが素晴らしい仕事をしてくれているので、これからもプッシュし続けます!」


2024年F1第6戦マイアミGPでは、予選5番グリッドのランド・ノリス(マクラーレン)がデビュー6年目、キャリア110戦目にして念願の初優勝を飾った。F1史上114人目のウィナーの誕生だった。

イモラ・サーキットを舞台とする次戦エミリア・ロマーニャGPは5月17日のフリー走行1で幕を開ける。

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