ハミルトン、2年ぶりのQ1敗退「これ以上悪化しようがないと思っていたら…そうなった」
2022年のサウジアラビアGP以来、約2年ぶりとなるQ1敗退を喫した4月20日のF1中国GP予選を経てルイス・ハミルトン(メルセデス)は、これ以上悪化しようがないとの思いでセットアップ変更を見守っていたところ、実際にそうなったと述べ、クルマのパフォーマンスが低下したことに驚いたと明かした。
7度のF1ワールドチャンピオンは予選に先立ち行われたスプリントレースでマックス・フェルスタッペン(レッドブル)に次ぐ2位フィニッシュを果たしたものの、続く予選では僚友ジョージ・ラッセルが8番グリッドを確保した一方、18番手と衝撃のQ1敗退を喫した。
予選を経てハミルトンは、スプリントを経てクルマのセットアップを大幅に変更したと説明した。
「予選に向けて大幅な変更を加えたんだ。幾つかの場所ではさほ悪くはなかったんだけど、ターン14で止め切る事ができなかった。…そういう事だよ」
「スプリントではジョージとかなり似通ったセットアップを使っていたんだけど、午後に向けて実験的な試みを続けようと思ってね。僕とジョージは別の道を選んだんだ」
「何かを見つけられるかどうかを試してみたわけ。今の僕らにはそうする必要があったからね」
「でも…上手くいかなかった。最善を尽くよ…18番手はかなり悪い結果だからね」
「セットアップを変更していた時に僕は『これ以上は悪化しようがない』って思ってたんだけど(笑、実際にそうなってしまった」
セットアップ変更が功を奏さなかった事についてハミルトンは「上手くいく事もあれば、そうじゃない時もある」とした上で、ウインドウが狭いW15の特性が原因だと指摘し、「チームのせいにしたりはしない」と付け加えた。
2024年のF1中国GP予選ではマックス・フェルスタッペンがポールポジションを獲得。2番手にセルジオ・ペレスが続き、レッドブルがフロントロウを独占した。
決勝レースは日本時間4月21日(日)16時にフォーメーションラップが開始され、1周5,451mの上海インターナショナル・サーキットを56周する事でチャンピオンシップを争う。レースの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。