ガレージからコースに向かう角田裕毅(スクーデリア・ビザ・キャッシュアップRBフォーミュラ1)、2024年3月22日(金) F1オーストラリアGP FP3(アルバートパーク・サーキット)
Courtesy Of Red Bull Content Pool

F1オーストラリア 2024 PU投入状況:角田裕毅を含む6台交換、フェルスタッペンは損傷懸念で2基目開封

  • Published: Updated:

国際自動車連盟(FIA)のF1テクニカル・デリゲートによる発表を元に、2024年F1第3戦オーストラリアGPにおけるドライバー毎のパワーユニット(PU)投入状況を以下にまとめる。

予選までにPUを交換したマシンは6台に上る。マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は初日を前にエキゾーストを交換すると、縁石に乗りダメージを負った可能性が浮上したため、予防措置として2日目に先立ってコンポーネントを一新した。

Driver ICE TC MGU-H MGU-K ES CE EX
マックス・フェルスタッペン 2 2 2 2 3
セルジオ・ペレス 2
アレックス・アルボン 2 2 2 2 2
ローガン・サージェント 2 2
ダニエル・リカルド 2 2 2 2 3
角田裕毅 2

FP1のクラッシュを経てウィリアムズは2日目に向けて、アレックス・アルボンに引き継がれたローガン・サージェントのシャシーに今季2基目となるICE(内燃エンジン)、ターボ、MGU-H/K、エキゾーストを搭載した。

サージェントはES(バッテリー)とCE(コントロール・エレクトロニクス)が降格リーチの2基目に達した。

ダニエル・リカルド(RBフォーミュラ1)は予選Q1敗退を経て、レースを前にESとCEを除くコンポーネントを刷新した。理由は明らかになっていない。

V6ハイブリッド・ターボ導入11年目の今年はICE、ターボ、MGU-H、MGU-Kが年間に各4基まで、CE及びESが各2基まで、そしてエキゾーストが年間8セットまでに制限されており、超過した場合はグリッド降格ペナルティが科される。

F1オーストラリアGP:パワーユニット通季投入状況

Team Driver ICE TC MGU-H MGU-K ES CE EX
RB ホンダRBPT M.フェルスタッペンVER 2 2 2 2 1 1 3
S.ペレスPER 1 1 1 1 1 1 2
メルセデス G.ラッセルRUS 1 1 1 1 1 1 1
L.ハミルトンHAM 1 1 1 1 1 1 1
フェラーリ C.ルクレールLEC 1 1 1 1 1 1 1
C.サインツSAI 1 1 1 1 1 1 1
マクラーレン・メルセデス O.ピアストリPIA 1 1 1 1 1 1 1
L.ノリスNOR 1 1 1 1 2 2 1
アストンマーチン・メルセデス L.ストロールSTR 1 1 1 1 1 1 1
F.アロンソALO 1 1 1 1 1 1 1
アルピーヌ・ルノー E.オコンOCN 1 1 1 1 1 1 1
P.ガスリーGAS 1 1 1 1 1 1 1
ウィリアムズ・メルセデス A.アルボンALB 2 2 2 2 2 2 2
L.サージャントSAR 1 1 1 1 2 2 1
RB ホンダRBPT D.リカルドRIC 2 2 2 2 1 1 3
角田裕毅TSU 1 1 1 1 1 1 2
ザウバー・フェラーリ V.ボッタスBOT 1 1 1 1 1 2 1
周冠宇ZHO 1 1 1 1 1 1 1
ハース・フェラーリ K.マグヌッセンMAG 1 1 1 1 1 1 1
N.ヒュルケンベルグHUL 1 1 1 1 1 1 1

F1オーストラリアGP特集