ガレージ内で腕を組みモニターを見つめるアレックス・アルボン(ウィリアムズ)、2023年11月24日(金) F1アブダビGP FP1
Courtesy Of Williams

アルファタウリ撃退なるか…アルボン「全然悪くない」確実視されたQ3逃して14番手も、戦えるとウィリアムズ

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Q3進出が確実な状況であったにも関わらずアレックス・アルボン(ウィリアムズ)は、アルファタウリを撃退してのコンストラクターズ選手権7位が懸かる大一番のF1アブダビGP予選で、まさかの14番手Q2敗退に終わった。

アルボンは角田裕毅(アルファタウリ)に次ぐ4番手で予選Q1を突破した。Q2で同じタイムが刻めていれば9番手でQ3に進出する事ができた。

ヤス・マリーナ・サーキットを周回するアレックス・アルボン(ウィリアムズ)、2023年11月24日(金) F1アブダビGP FP2Courtesy Of Williams

ヤス・マリーナ・サーキットを周回するアレックス・アルボン(ウィリアムズ)、2023年11月24日(金) F1アブダビGP FP2

ウィリアムズはQ2でライバルとは他とは異なるタイミングで計測ラップに取り組んだ。各車がセッション終盤に向けてコースに出た際、既にガレージにクルマを入れていた。この戦略が影響したのだろうか?

アルボンは「予選を通して路面にはあまり進化がなかった。Q1の最初から路面のグリップはあって、それが大きく変わる事はなかったんだ」と否定した。

「悔しいのはQ2で、Q1よりもコンマ1.5秒も遅かったことだ。分からないけど、ターン6でシフトミスがあって、そこでタイムを失ってしまったんだ。でも全体的に、Q1より速く走る事ができなかった」

「僕らはよくタイヤをオーバーヒートさせてしまうんだけど、今日もそうだった」

角田裕毅(アルファタウリ)がスタートポジションの6番手でフィニッシュし、ウィリアムズ勢がノーポイントに終わった場合、コンストラクターズ選手権7位の座は入れ替わる。

2度の赤旗の影響で決勝レースと同時刻帯の初日FP2の走行時間が大きく失われたためロングランには未知数な部分があるが、アルボンはFW45のレースペースに自信を持っている。

「レースペースに問題はなかったし、全然悪くない。クルマは悪くないと思う」とアルボンは語る。

「…ただ今週末は奇妙な事に(際立って)遅いクルマがいないような気がするんだ。アルファタウリにしろ、アルファロメオにしろ、ハースにしろ、グリッド全体が密集してる」

「相対的に言えば、今週末の僕らのクルマはレースで力強いペースを発揮できるはずだけど、他のみんなも良い感じに見える」

「実際、見ての通りラップタイムは接近しているし、明日は接戦になると思う」

アルファタウリは6-15、ウィリアムズは14-20番グリッドから日曜のレースに臨む。決勝は1ストップ、あるいは2ストップが予想される。

傾向的に言えば、ウィリアムズはチームにとってのポイント獲得の王道、1ストップ戦略を取る可能性が高そうだ。

車両パフォーマンス部門を率いるデイブ・ロブソンは「アルファタウリはスタートポジションで優位に立っているが、レースは長いし、似たようなペースのクルマがたくさんある。今週末の我々には良いレースカーがあるし、適切な戦略があれば前方のクルマと戦えるはずだ」と語った。


2023年F1アブダビGP予選ではマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がポールポジションを獲得。2番手にシャルル・ルクレール(フェラーリ)、3番手にオスカー・ピアストリ(マクラーレン)が続く結果となった。

決勝レースは日本時間11月26日(日)22時にフォーメーションラップが開始され、1周5,281mのヤス・マリーナ・サーキットを58周する事でチャンピオンシップを争う。レースの模様はDAZNフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

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