伝説的ドライバーの娘リア・ブロック、ウィリアムズF1育成に加入…2024年F1アカデミーに参戦。初のシングルシーターへ
ウィリアムズ・レーシングはF1ラスベガスGPの開幕を2日後に控えた2023年11月14日(火)、17歳のアメリカ人ドライバー、リア・ブロック(Lia Block)とのアカデミー契約を発表した。
ラリー/ジムカーナ界のレジェンド、故ケン・ブロックの娘であるリア・ブロックはこれに伴い、ウィリアムズの指名ドライバーとして、ARTグランプリから2024年のF1アカデミーに参戦する。
リア・ブロックは11歳の時にカートとラリーでキャリアをスタートさせた。2023年にアメリカン・ラリー協会のオープン2輪駆動クラスで史上最年少のARAチャンピオンを獲得するなど、既にラリー、エクストリームE、ラリークロス等、幅広いカテゴリーで活躍しているが、シングルシーターでの走行経験はない。
F1アカデミーはF1傘下の女性限定シリーズで来年、2シーズン目を迎える。2024年シーズンはサウジアラビアで開幕を迎え、マイアミ、バルセロナ、ザントフォールト、シンガポール、カタール、アブダビの計7つの地でF1のサポートレースとして開催される。
2024年のF1アカデミーではF1の全10チームが各々、1名のドライバーを指名するという新たな試みを採用する。リア・ブロックの発表に先立っては、マクラーレンがビアンカ・ブスタマンテのドライバー育成プログラムへの加入、並びにARTグランプリからのF1アカデミー参戦を発表している。
リア・ブロックについてウィリアムズのジェームズ・ヴァウルズ代表は「すでにモータースポーツで数多くの成績を上げており、信じられないほどの天賦の才能と、オープンホイールレースで成功するために必要なチャンピオンマインドと献身を持ち合わせている」と語った。
また、リア・ブロックは 「ウィリアムズ・ドライバー・アカデミーの一員となり、2024年のF1アカデミーに参戦できることを本当に嬉しく思います!夢にも思っていませんでした。この新しい経験を受け入れ、できるだけ多くのことを学ぶのが待ちきれません」と語った。