17番手リカルド「悔しい」Q3のポテンシャル活かせず落胆
17番手でQ1敗退を喫した2023 F1第21戦サンパウロGP公式予選を経てダニエル・リカルド(アルファタウリ)はターン2でスピンしそうになったと明かし、最終ラップに向けてタイヤの熱入れに失敗した事でQ3進出のポテンシャルを活かせなかったと肩を落とした。
リカルドはQ1の最初のラップでタイムシートの上位に並び、チームメイトとは異なり新品ソフトを2セットに抑えたが、最終ラップはQ2に対して0.050秒及ばず、角田裕毅の1000分の6秒遅れで予選を終えた。
他車の妨害によりタイムを大幅に失ったとする角田裕毅は、仮にQ1を突破できてもQ3は難しかったとの見解を示したが、リカルドはQ3進出の可能性を感じ取っていた。
「もっと速く走れた事は明らかで、Q2、もしかしたらQ3を狙えるポテンシャルがあったのに、最終ラップで上手くやれなかった。悔しい」とリカルドは振り返る。
「ラップの開始に向けてタイヤを適切なスポットに入れられず、ターン1に向けて深くまで行き過ぎた結果、第1セクターでタイムを大幅にロスしてしまい、その後も徐々にタイムを失う展開になってしまった」
リカルドは予選に向けてクルマのセットアップを「大幅に変更」した事を明かし、「ただ、午前のセッションと比べてクルマに改善が見られたことには満足している」とも語った。
「残りの週末に向けて、どうすればクルマからパフォーマンスを引き出せるか、今夜検討してみるつもりだ」
2023年F1サンパウロGP予選ではマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がポールポジションを獲得。2番手にシャルル・ルクレール(フェラーリ)、3番手にランス・ストロール(アストンマーチン)が続く結果となった。
決勝レースは日本時間11月5日(日)26時より行われる。イベント2日目の4日(土)はシュートアウトとスプリントが行われる。セッションの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。