ダニエル・リカルド「15番手スタートでなければなあ…」困難な復帰初戦でまずまずの滑り出し
ダニエル・リカルド(アルファタウリ)は骨折による長期離脱からの復帰初日となったF1アメリカGP予選でQ2進出を果たし、最終ラップでアンダーステアを抱えながらも15番グリッドを確保した。
骨折した左手の具合が気になるところだが、予選を終えたリカルドは「戻ってこれて嬉しいよ。今日は身体的な問題は何もなく、クルマに慣れ、適切なセットアップを見つけることが焦点だった」と述べ、今のところドライビングが妨げられる状況には直面していないと説明した。
「1時間しかクルマに乗っていない状況で予選に臨まなきゃならなかったから、潜在的にどこまでやれたのかを予測するのは難しいけど、最終ラップは少し冴えなかったように思う。僅か1回のセッションだけで予選に向けてセットアップしなきゃならないのは大変だ」
予選では上手くまとめ切れなかったものの、FP1ではチームメイトの角田裕毅に0.048秒差で食らいつく14番手を記録した。
「最初にクルマに乗り込んだ段階から幾らかやれていただけに残念だけど、路面が整い始めると若干、伸び悩む状態になってしまった」とリカルドは続ける。
「もっとやれたとも感じているけど、明日、もう一度チャンスがあるし、風向が変わるかもしれないから、それに期待したい」
「何ができるのかについて、明日に向けて今夜、試行錯誤して今日から学んでみるつもりだ。15番手スタートじゃなければなあとも思うけど、こうしてまたステアリングを握る事ができて嬉しいし、楽しい一日だった」
2023年のF1アメリカGP予選でポールポジションを獲得したのはシャルル・ルクレール(フェラーリ)。2番手にはランド・ノリス(マクラーレン)、3番手にはルイス・ハミルトン(メルセデス)が続く結果となった。
シュートアウトは日本時間10月21日(土)26時30分、スプリントは同31時から1時間に渡ってサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で開催される。セッションの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。