モンツァ・サーキットのピットレーンを走行するピエール・ガスリーとエステバン・オコンのアルピーヌA523、2023年9月2日F1イタリアGP予選
Courtesy Of Alpine Racing

アルピーヌ、ルノー時代以来のダブルQ1敗退…覚悟していたとガスリー。表彰台から1週間

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アルピーヌはF1第15戦イタリアGP予選でピエール・ガスリーが17番手、エステバン・オコンが18番手と、ルノー時代の2016年シンガポールGP以来、7年ぶりのダブルQ1敗退を喫した。

パワー・センシティビティの高いモンツァでアルピーヌは、週末を通して苦しみ続けていた。3回のプラクティスでは一度もトップ10に入れず、オコンに至っては2戦連続のQ1敗退と厳しい結果に終わった。

前戦オランダGPでの今季初表彰台から1週間。ガスリーは「残念ながらQ1を突破するのは厳しいだろうと覚悟していた」と述べ、悪い意味で予想通りの結末になったと明かした。

「残念ながら今週末はずっとペースが不足しっぱなしだった。ここのロングストレートで苦戦することは分かっていたんだ」

「この点に関してはかなり客観的に見ていた。ここは特に、僕らが良かったザントフォールトとは全く違うコースだしね」

「モンツァが僕らにとって最も厳しい週末になることは分かってたんだ」

テクニカル・ディレクターを務めるマット・ハーマンも「コース特性や、我々の総合的なパッケージの強みを踏まえた上で、最高に力強い週末を過ごせるとは考えていなかった」と認めた。

「両車のラップタイムが僅か0.003秒差だった事からも、両ドライバーが今日、これ以上引き出せるものがなかった事は明らかだ」

予選の冒頭でターン10のグラベルに飛び出しフロアにダメージを負ったオコンは「本当に悔しい。当たり前だよ。パッケージがこのコースに合っていなかったのは明らかだ。今日は2台とも、クルマの持つパフォーマンスを引き出し切ったと思う」と付け加えた。


2023年F1イタリアGP予選ではカルロス・サインツ(フェラーリ)がポールポジションを獲得。2番手はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、3番手はシャルル・ルクレール(フェラーリ)という結果となった。

決勝レースは日本時間9月3日(日)22時にフォーメーションラップが開始され、1周5793mのモンツァ・サーキットを53周する事でチャンピオンシップを争う。レースの模様はDAZNフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

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