フェルスタッペンとラッセル、バクーでの口論経て言葉交わさずも
F1アゼルバイジャンGPのスプリントでの口論を巡りジョージ・ラッセル(メルセデス)は、その後マックス・フェルスタッペン(レッドブル)と何も話し合っていないと明かす一方、既に過去のことだと強調した。
両者はバクー市街地コースの100kmレースで接触。フェルスタッペンの1号車RB19は左サイドポッドに穴が開くダメージを負い、レース後のパルクフェルメで口論する様子が全世界に生中継された。
フェルスタッペンはラッセルを「能なし」「プリンセス・ジョージ」と形容し、ラッセルは怒り散らした現役ワールドチャンピオンを「情けない」と評すなど、互いに非難し合った。
第5戦のためにマイアミ・インターナショナル・オートドロームに姿を見せたラッセルは「僕の方からは誤解を解くような事は何もしていない」と述べ、先週末以来、一言も交わしていないと説明した。
ただその一方で「彼が通り過ぎれば歓迎して挨拶をするし、バッタリ会えば握手を交わすと思う」として「僕にとってはもう終わった事なんだ」と強調した。
「確かに彼に対する僕の見方は変わっていないけど、それでもリスペクトの念を持っているし、素晴らしいドライバーだと思ってる」
「あれはもちろん、その場の勢いでの発言だし、そうだね、、もう終わった事だ」
改めて面と向かって話し合っていないにも関わらず、両者は一件を過去のものとして前に進む考えで一致している。
フェルスタッペンは一件の後のラッセルとの関係について「酷いもんだよ!」と冗談を飛ばした上で、ラッセル同様、何もわだかまりはないと主張した。
「いや、もちろんそんな事はないよ。みんな、あの件について聞きたがるかもしれないけど、全く問題ない」