恒例「F1サンタ」、角田裕毅に”ガスリーとの額装2ショット”をプレゼントをしたのは…知恵を絞った”粋”で”笑える”贈り物の数々
毎年恒例、F1シークレット・サンタの時期が到来。動画が公開された。ドライバー達はシーズン末のアブダビGPで、くじ引きによって決まった同じグリッド上のライバルにクリスマスプレゼントを渡さなければならない。
「誰に」を決めるくじは決定的だ。仲が良ければ、あるいはキャラが立っていれば贈り物をイメージしやすいが、そうでなければ頭を抱え込む事になる。
角田裕毅(アルファタウリ)にプレゼントを贈る事になったのはランド・ノリス(マクラーレン)だった。ノリスはくじを引くやいなや「よっしゃ!良かったー」と大喜び。アルピーヌへと移籍するピエール・ガスリーとのツーショット写真を額装し、これを贈った。なるほど。
そんな角田裕毅はセルジオ・ペレス(レッドブル)に朝日酒造の日本酒「久保田 萬寿」を用意。ノリスにはミック・シューマッハ(ハース)から黒ずくめのゴルフ・ウェア一式がプレゼントされた。
マックス・フェルスタッペン(レッドブル)はシューマッハにライオンをプレゼントした。これは自然愛護団体「ボーン・フリー」を通してフェルスタッペンが保護した野生ライオンで、1ヶ月単位で里親になる事ができるというものだ。
グリッド随一のゲーマー、フェルスタッペンにはシャルル・ルクレール(フェラーリ)から公認ゲームの最新版「F1 22」が贈られた。
本来、パッケージの表紙には3名の異なるドライバーが描かれているが、ルクレールはそれを全て自身の画像へと改変。今年ルクレールを破って2度目のタイトルを手にしたフェルスタッペンは大笑いした。
動物絡みで言えば、セバスチャン・ベッテル(アストンマーチン)はニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)に61匹の雄ミツバチとヌテラ・ビスケットを贈った。F1シートを失ったラティフィは贈り物に添えられていたベッテルからの手紙を次のように読んだ。
「これはニコラス・ラティフィが61匹の雄ミツバチの里親になった事を証明するものだ」
「ニコラス、君と一緒にレースができて良かった。61匹のミツバチは、僕らが共にグリッドに並んだグランプリの数を表している」
4度のF1ワールドチャンピオンはミツバチの保護に取り組む団体「Bio Bienen Apfel」のアンバサダーを務めている。
自然愛護に熱心なベッテルには、アストンマーティンのチームメイトであるランス・ストロールから”植樹”という粋なプレゼントが贈られた。ストロールからのメッセージをベッテルは次のように読んだ。
「メリークリスマス、セブ。森林の専門家と協力してスイスにカエデの木を植えるつもりだ」
秀逸という点ではアレックス・アルボン(ウィリアムズ)も外せない。くじを引いた瞬間には「これは難しい…」と思わず頭を抱えたものの、ケビン・マグヌッセン(ハース)にオレンジボール・フラッグを用意した。マグヌッセンは今年、3度に渡ってこの超レアフラッグを受け、予定外のピットストップを強いられた。
動画は以下から。なおどういうわけか、ルイス・ハミルトン(メルセデス)のみ不参加だった。