2022年F1第16戦イタリアGP金曜2回目のフリー走行が現地9月9日に開催され、カルロス・サインツが1分21秒664を記録。マックス・フェルスタッペン（レッドブル）を0.143秒差で2番手に抑え、初日をトップで締め括った。

3番手にはシャルル・ルクレールが続き、地元モンツァ・サーキットでフェラーリが速さを見せた。0.193秒に3台がひしめくトップ3に対し、4番手以下はコンマ6秒以上遅れた。

ただしフェルスタッペンは5グリッド降格、FP2を前に4基目のCEを追加投入したサインツは「バック・オブ・ザ・グリッド」となるため、トップ2ドライバーは共にポールポジションの可能性がない。

降雨の予報もあったものの、予選・決勝と同時刻帯のプラクティス2は気温27.5℃、路面38℃のドライコンディションでスタートした。多くがソフトとミディアムで周回を重ねた一方、アルピーヌ、ウィリアムズ、マクラーレン、アルファロメオはハードタイヤも合わせて試した。

マクラーレンのランド・ノリスはいち早くソフトタイヤでのクイックラップを走り、印象的な4番手タイムを刻んだ。

メルセデスは2台ともが激しいボトミングに見舞われ、ジョージ・ラッセルが5番手、ルイス・ハミルトンが7番手となり、間にセルジオ・ペレス（レッドブル）が挟まれるオーダーとなった。

後半戦のキックオフ以降、安定的にトップ10に入っているアルピーヌ勢はエステバン・オコンが8番手、フェルナンド・アロンソが9番手をマークした。10番手にはアレックス・アルボン（ウィリアムズ）が滑り込んだ。

アルファタウリ勢は、PU交換ペナルティで最後尾スタートが確定している角田裕毅がミディアムをメインに全車最多となる31周（レース周回数の半分以上）を走破。15番手を記録した。ピエール・ガスリーは14番手でクルマを降りた。

クルマが大きく損傷するような事故はなかったものの、セッション残り半分というところでミック・シューマッハ（ハース）が「パワーがない」と訴えターン6の脇にクルマを停めた。車両回収のために赤旗が振られた。

シューマッハはFP1でアントニオ・ジョビナッツィにマシンを譲っており、土曜の予選を前に早くも90分もの走行時間を失った事になる。

F1イタリアGPの3回目のフリー走行は、日本時間9月10日(土)20時から1時間の日程で開催される。

2022年F1第16戦イタリアGPフリー走行2（FP2）リザルト

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