オー・ルージュへと向かうアルファロメオの周冠宇、2022年8月27日F1ベルギーGP予選にて
Courtesy Of Alfa Romeo Racing

罰則乱舞のF1ベルギーGP公式スターティンググリッド、角田裕毅含む8名が降格

  • Published: Updated:

角田裕毅(アルファタウリ)を含む8名の予選リザルトに降格ペナルティが反映されたため、2022年のF1第14戦ベルギーGPのスターティング・グリッドは近年としては珍しいほど大きく変動した。

ヨーロッパラウンド最終3戦の中で最もオーバーテイクが容易なスパ・フランコルシャンでは、パワーユニット交換に伴い以下の6名が予選を前に「バック・オブ・ザ・グリッド」を命じられた。

  • マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
  • シャルル・ルクレール(フェラーリ)
  • ランド・ノリス(マクラーレン)
  • エステバン・オコン(アルピーヌ)
  • ミック・シューマッハ(ハース)
  • 周冠宇(アルファロメオ)

また上位6名の最後尾組に加え、バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)には20グリッド降格が科せられた。ボッタスは予選を前に既に、降格組の中での最上位、14番グリッドが確定していた。

ただ、決勝を前にアルファタウリが角田裕毅に対し、今季5基目となるICE(内燃エンジン)、ターボ、MGU-H/K、エキゾーストを開封。FIAテクニカル・デリゲートの許可なく作業を行ったために、本来であれば13番グリッド(予選19番手)に着くはずがピットレーンスタートとなり、代わりにその位置にボッタスが収まる事となった。

その結果、ボッタスは20グリッド降格ペナルティを受けながらも7ポジションアップを果たす事となり、今回の降格祭りによって最も大きなゲインを得たドライバーとなった。

逆に最も多くを失ったのは予選最速を刻んだマックス・フェルスタッペン(レッドブル)で、13ポジションダウンだった。

ペナルティ適用後の公式スターティンググリッドは以下の通り。

Pos No Driver Team Qualifying
1 55 C.サインツ フェラーリ 2(+1)
2 11 S.ペレス レッドブル・RBPT 3(+1)
3 14 F.アロンソ アルピーヌ・ルノー 6(+3)
4 44 L.ハミルトン メルセデス 7(+3)
5 63 G.ラッセル メルセデス 8(+3)
6 23 A.アルボン ウィリアムズ・メルセデス 9(+3)
7 3 D.リカルド マクラーレン・メルセデス 11(+4)
8 10 P.ガスリー アルファタウリ・RBPT 12(+4)
9 18 L.ストロール アストンマーチン・メルセデス 14(+5)
10 5 S.ベッテル アストンマーチン・メルセデス 16(+6)
11 6 N.ラティフィ ウィリアムズ・メルセデス 17(+6)
12 20 K.マグヌッセン ハース・フェラーリ 18(+6)
13 77 V.ボッタス アルファロメオ・フェラーリ 20(+7)
14 1 M.フェルスタッペン レッドブル・RBPT 1(-13)
15 16 C.ルクレール フェラーリ 4(-11)
16 31 E.オコン アルピーヌ・ルノー 5(-11)
17 4 L.ノリス マクラーレン・メルセデス 10(-7)
18 24 周冠宇 アルファロメオ・フェラーリ 13(-5)
19 47 M.シューマッハ ハース・フェラーリ 15(-4)
20 22 角田裕毅 アルファタウリ・RBPT 19(-1)

F1ベルギーGP特集