インタビューを受ける角田裕毅(アルファタウリ)、2022年8月25日F1ベルギーGP
Courtesy Of Red Bull Content Pool

ホンダ絡み?角田裕毅、2023年のF1契約は「水面下の状況次第」

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自身の去就についてスクーデリア・アルファタウリの角田裕毅は「留まれない理由はあまりない」とアルファタウリF1残留に自信をのぞかせる一方、実際に契約書にサインするに至るかどうかは「水面下」で起きている状況次第だと説明した。

伊ファエンツァのチームはピエール・ガスリーの2023年続投を早々に発表しているものの、そのチームメイトは未だ明らかにされていない。角田裕毅は3シーズン目を迎える事なく、F1から弾き出される可能性がある。

アルファタウリのフランツ・トスト代表とレッドブル・レーシングのヘルムート・マルコ、2022年6月19日F1カナダGPにてCourtesy Of Red Bull Content Pool

アルファタウリのフランツ・トスト代表とレッドブル・レーシングのヘルムート・マルコ、2022年6月19日F1カナダGPにて

2023年のアルファタウリのドライバーラインナップについてレッドブル・レーシングのモータースポーツ・アドバイザーを務めるヘルムート・マルコは6月の段階で、「決まっていると考えていい」と述べ、角田裕毅との契約更新はほぼ確実と仄めかしていた。

しかしながら、あれから3ヶ月弱が経過したにも関わらず、シーズン後半戦の始まりを告げるF1ベルギーGPの開幕を翌日に控えてなお、来季去就に関する発表はない。

英Autosportによると角田裕毅はスパ・フランコルシャンでの週末を前に、来季契約を勝ち取れるかどうかは舞台裏での物事の結果次第だと説明した。

「双方共に当然、来年の残留を願っていますが、水面下で様々な事が起きていますので、それ次第です」

「進捗がどうなっているのかは分かりませんが、僕としてはアルファタウリに留まりたいと思っていますし、ここに留まれない理由はあまりないと思っています」

商業面ないしは、サポートを受けているホンダに関連した何か複雑な問題が起きているのかと尋ねられた角田裕毅は「それについては何も言えません」と答えた。

「来年の契約に向けて、どのような事が引き金になるかは分かっていますが、現時点ではあまり言える事はありません」

「僕にとって今できる事は、自分のことに集中して結果を出すこと。それが僕にできることです」

ホンダは8月に入って、レッドブル・パワートレインズ(RBPT)とのF1パワーユニット(PU)技術支援契約を2025年末まで延長する事で合意に至ったと発表。次世代F1PUが導入されるまでのつなぎ役を買って出た事が明らかとなった。

カーボンニュートラルの実現に注力するという理由で、ホンダは2021年末を以てF1から撤退したが、RBPTを支援するため今季はHRCを通してレッドブル・レーシングとスクーデリア・アルファタウリが搭載するパワーユニットに関する技術支援を行っている。

メルセデスから1度たりとも複数年契約を与えられなかったバルテリ・ボッタスがかつて何度も口にしていた通り、契約が決まらない状況はドライバーにとって精神的な負担が大きく、集中力を削ぐ要因となり得る。それは角田裕毅とて例外ではない。

「もちろん、できるだけ早く答えが得られる事を願っています」 と角田裕毅。

「正直なところプレッシャーもあって、今は完全に心地よい生活を送っているわけではありません」

「ですから早めに結論が得られれば、自信を以て自分自身に集中できるようになると思います」

握手を交わすアルファタウリのピエール・ガスリーと角田裕毅、2022年8月25日F1ベルギーGPCourtesy Of Red Bull Content Pool

握手を交わすアルファタウリのピエール・ガスリーと角田裕毅、2022年8月25日F1ベルギーGP

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