Team Hezebergの26号車トヨタ・カムリTRDと元F1ドライバーのダニール・クビアト
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元F1のダニール・クビアト、NASCARカップ・シリーズに参戦

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レッドブル及びトロロッソ(現アルファタウリ)の元F1ドライバー、ダニール・クビアトが今週末のインディアナポリス・モーター・スピードウェイで北米最高峰のストックレース、NASCARカップ・シリーズに初参戦する事が決まった。

昨年、アルピーヌのF1リザーブドライバーを務めていた28歳のロシア人ドライバーは今年、FIA世界耐久選手権(WEC)に参戦する予定であったが、ロシア軍によるウクライナ侵攻を受け、所属するG-Driveが撤退した事から計画が宙に浮いた。

当初クビアトはオーバルへの参加に対しても意欲を示していたが、まずはIMSのロードコースで、Team Hezebergの26号車トヨタ・カムリTRDをドライブ。デビューを飾る事となった。

「インディアナポリスでNASCARカップシリーズにデビューできることを本当に嬉しく思ってる」とクビアト。

「アメリカン・モータースポーツの最高峰であるNASCARはずっと注目してきたシリーズだ。NASCARは純粋なモータースポーツの形を留めたシリーズだと思う。ずっと興味があったんだ」

「このモータースポーツで成功を収める事を楽しみにしているし、将来的には優勝やチャンピオンシップを争えるようになりたいと思ってる」

所属先のTeam Hezebergは昨年末に結成されたばかりの新興チームで、これまでに3レースに参戦している。1997年のF1チャンピオン、ジャック・ビルヌーブとともに戦ったデイトナ500では22位フィニッシュした。

今年、カップシリーズでデビューする元F1ドライバーはクビアトだけではない。2007年のF1チャンピオン、キミ・ライコネンも8月下旬のワトキンス・グレンレースでデビューを予定する。