ゴルフクラブを持つアルファロメオ・レーシングのキミ・ライコネン、2019年F1ドイツGPにて
Courtesy Of Alfa Romeo Racing

キミ・ライコネン、NASCARカップでレースに復帰…シボレー・カマロZL1をドライブ

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2007年のF1ワールドチャンピオン、キミ・ライコネンが8月にワトキンス・グレンで開催される北米最高峰のストックレース、NASCARカップシリーズ第25戦でチーム・トラックハウスのシボレー・カマロZL1をドライブ。レースに復帰する事が決まった。

トラックハウスは「プロジェクト91」と呼ばれるエントリーの一環として、シリーズ外の”グローバルチャンピオン”を招聘。42歳のフィンランド人ドライバーは、レギュラー・ドライバーのロス・チャステイン、ダニエル・スアレスと共に、8月21日のレースにスポット参戦する。

ライコネンは参戦の経緯について「もう1度、レースをしようとは考えていなかったんだけど、ジャスティン(チームオーナーのジャスティン・マークス)がスイスにある僕の家まで尋ねてきて、プロジェクトに対して如何に真剣であるかについて説き、説得されたんだ」と説明した。

「楽しいレースになるだろうけど、真剣に取り組むつもりだ。NASCARカップシリーズの競争力のレベルは知っているし、大きなチャレンジになるだろうね」

ライコネンがNASCARでレースをするのは今回が初めてではない。2010年から2012年までの2年に渡ってF1から離れていた際、2011年にシャーロット・モータースピードウェイで開催されたNASCARキャンピング・ワールドトラック・シリーズとNASCAR Xfinityシリーズの各1戦でステアリングを握っている。

キャリア通算349戦の出走を経てライコネンはアルファロメオに在籍していた昨年末で現役を引退。今年2月にFIMモトクロス世界選手権のMXGPクラスに参戦するカワサキ・レーシング・チームのチーム・プリンシパルに就任した。