シルバーストン・サーキットを周回するメルセデスのルイス・ハミルトン、2022年7月1日F1イギリスGPフリー走行2
Courtesy Of Mercedes-Benz Grand Prix Ltd.

乱れる並び…最速サインツに迫るハミルトン「一歩前進」とメルセデス、角田裕毅は苦戦 / F1イギリスGP《FP2》結果とダイジェスト

  • Published:

2022年F1第10戦イギリスGP金曜2回目のフリー走行が現地7月1日にシルバーストン・サーキットで開催され、カルロス・サインツ(フェラーリ)が1分28秒942をマーク。初日をトップで締め括った。

2番手にはW13にアップグレードを投じたメルセデスのルイス・ハミルトンが0.163秒差で、3番手にはランド・ノリス(マクラーレン)が0.176秒差でそれぞれ続き、地元の英雄たちが上位に並んだ。

雨により事実上、FP1が失われたため、この日のFP2のタイムシートは通常ほど残りの週末を占うに足るものではないだろうが、それでもメルセデスとマクラーレンにとっては明るい兆しと言えそうだ。

ハミルトンと同じくW13をドライブするジョージ・ラッセルは8番手と、1ラップペースでは僚友に大きく遅れたものの、ハードタイヤでのロングランではフェラーリと互角に渡り合った。

エンジニアリング・ディレクターを務めるアンドリュー・ショブリンは「普段は金曜のフリー走行で上位に食い込むことはないから、一歩前進したように思える」と述べ、「サーキットがクルマに合っているのだろう」と付け加えた。

アドレアス・ザイドル代表が「理論上は間違いなく合っている」と述べていた通り、ノリスはMCL36とコースとのマッチングの良さを感じさせたが、ダニエル・リカルドは9番手に留まった。

なおノリスはタイヤ交換の際にリアジャッキに問題が発生し、クルマが地面に落ちるアクシデントに見舞われた。

最速を刻んだとは言え、サインツは激しいポーパシングに見舞われ、シャルル・ルクレールは5番手に留まった。フェラーリが盤石と言うには時期尚早かもしれないが、レッドブルが遅れを取った事はマラネロにとって良いニュースと言えるだろう。

マックス・フェルスタッペンはトップからコンマ2秒遅れの4番手に留まった。クルマから「奇妙」な音がすると訴え、突風によりターン3でロックアップする場面があった。

セルジオ・ペレスは7番手。アップグレードされたエンジンカバーに何らかの問題が生じたようで、ガレージ内で作業が行われていた。

アップグレードがないアルファタウリは事前の予想通り、あるいはそれ以上に苦しみ、角田裕毅が16番手、ピエール・ガスリーが18番手と、ハース勢と後方を争う位置に留まった。

ウェットで殆ど走る事ができなかったFP1とは異なり、予選・決勝と概ね同時刻帯のプラクティス2は気温19℃、路面32℃のドライコンディションでスタートした。

エアロダイナミクスをメルセデス風からレッドブル風へと大きく変化させたウィリアムズは、ピンクのフロービズをサイドポット全面に塗りたくり、アレックス・アルボンが14番手を刻んだ。フランスGPまでアップグレードお預けのニコラス・ラティフィは20番手最下位でクルマを降りた。

メルセデスとは異なり、同じように大掛かりな開発パーツを持ち込んだアルピーヌとアストンマーチンはまだまだ作業が必要な状況のようだ。

アルピーヌはフェルナンド・アロンソが6番手をマークする一方、エステバン・オコンはサイドポッドにヒビが入るトラブルに見舞われ、走行僅か12周、13番手でセッションを切り上げた。アルピーヌが同様のトラブルを抱えたのは今回が初めてではない。

アストンマーチンはランス・ストロールが10番手、セバスチャン・ベッテルはフロアにダメージを負い、12番手でセッションを終えた。

F1第10戦イギリスグランプリ3回目のフリー走行は、日本時間7月2日(土)20時から1時間の日程で開催される。

2022年F1第10戦イギリスGPフリー走行2(FP2)リザルト

Pos No Driver Team Time Gap Laps
1 55 カルロス・サインツ フェラーリ 1:28.942 28
2 44 ルイス・ハミルトン メルセデス 1:29.105 +0.163 21
3 4 ランド・ノリス マクラーレン・メルセデス 1:29.118 +0.176 29
4 1 マックス・フェルスタッペン レッドブル・RBPT 1:29.149 +0.207 18
5 16 シャルル・ルクレール フェラーリ 1:29.404 +0.462 25
6 14 フェルナンド・アロンソ アルピーヌ・ルノー 1:29.695 +0.753 19
7 11 セルジオ・ペレス レッドブル・RBPT 1:29.753 +0.811 17
8 63 ジョージ・ラッセル メルセデス 1:29.799 +0.857 29
9 3 ダニエル・リカルド マクラーレン・メルセデス 1:29.902 +0.960 26
10 18 ランス・ストロール アストンマーチン・メルセデス 1:29.942 +1.000 17
11 77 バルテリ・ボッタス アルファロメオ・フェラーリ 1:30.000 +1.058 29
12 5 セバスチャン・ベッテル アストンマーチン・メルセデス 1:30.057 +1.115 20
13 31 エステバン・オコン アルピーヌ・ルノー 1:30.238 +1.296 12
14 23 アレックス・アルボン ウィリアムズ・メルセデス 1:30.263 +1.321 14
15 24 周冠宇 アルファロメオ・フェラーリ 1:30.271 +1.329 27
16 22 角田裕毅 アルファタウリ・RBPT 1:30.338 +1.396 29
17 20 ケビン・マグヌッセン ハース・フェラーリ 1:30.480 +1.538 27
18 10 ピエール・ガスリー アルファタウリ・RBPT 1:30.510 +1.568 28
19 47 ミック・シューマッハ ハース・フェラーリ 1:30.609 +1.667 29
20 6 ニコラス・ラティフィ ウィリアムズ・メルセデス 1:31.326 +2.384 27

コンディション

天気晴れ
気温19℃
路面温度32℃

セッション概要

グランプリ名 F1イギリスGP
セッション種別 フリー走行2
セッション開始日時

サーキット

名称 シルバーストン・サーキット
設立 1947年
全長 5891m
コーナー数 18
周回方向 時計回り

F1イギリスGP特集