ハースF1チームは6月18日(土)のF1カナダGP予選でダブルQ3進出を果たし、ケビン・マグヌッセンが5番手、ミック・シューマッハが6番手と、3列目を独占した。まさに恵みの雨だった。

5番グリッドはハース歴代最高位。クラッシュ続きで将来を不安視する声が広がる中、シューマッハもキャリアベストの成績を残した。ハースの2台がトップ6に入ったのは2018年のドイツGP以来、4年ぶりの事だった。

週末3回のフリー走行では後方に沈み続けていただけに驚きの好成績と言えるが、マグヌッセンにとっては予期した通り、期待通りの結末だったようだ。曰くVF-22はウェットに強い。

なおシューマッハは予選を終えて、シューマッハ家のマネージャー、サビーネ・ケーム、そして母コリーナと抱き合って喜びを分かち合った。

ハース：F1カナダGP予選を終えて

ケビン・マグヌッセン予選: 5番手、1分22秒960

期待していた通りだ。この手のコンディションが僕らに合ってる事はイモラで分かっていたからね。今日は仕事を全うできた。

路面がどんどん良くなっていく状況だったから、今日はプッシュし続ける事が全てだった。こういうコンディションはホント楽しい。

ミックも素晴らしい仕事をして6番手につけたから、明日は5-6番グリッドからスタートする事になる。チームの努力の賜物さ。ホント嬉しいよ。

ミック・シューマッハ6位、1分23秒356

全てを最大化できたわけじゃないけど、かなり良かったと思う。トラフィックの影響で1周をフイにして、そのおかげでタイヤが冷えてしまったからね。それでも6位を獲得できたことには本当に満足してる。

明日に向けて良いスタートポジションが得られたと思う。周りのマシンのペースを考えると、レースでこれ以上前に進めるとは思っていないけど、ベストを尽くして結果を残したい。

僕らにとって過去最高の予選になった。チームを思うと僕も本当にハッピーだ。

雨が降る状況で行われた2022年のF1カナダグランプリ予選では、マックス・フェルスタッペン（レッドブル）がポールポジションを獲得。2番手はフェルナンド・アロンソ（アルピーヌ）、3番手はカルロス・サインツ（フェラーリ）という結果となった。

2022年F1カナダグランプリ決勝レースは日本時間6月19日(日)27時にフォーメーションラップが開始され、1周4,361mのジル・ビルヌーブ・サーキットを70周する事でチャンピオンシップを争う。

F1カナダGP特集