レッドブル、ERSや燃料・ロックアップでポール逃すもRB18の真骨頂はレースにあり、とホーナー
レッドブル勢はエネルギーマネジメントや搭載燃料量、ロックアップといった様々な部分でタイムを失った事もありポールを逃す結果となったが、クリスチャン・ホーナー代表は、RB18の真骨頂はレースペースにあるとして決勝での打倒フェラーリを誓う。
4月9日(土)に行われたF1第3戦オーストラリアGPの公式予選では、フェラーリのシャルル・ルクレールが今季2度目のポールポジションを獲得する結果となった。マックス・フェルスタッペンは0.286秒、セルジオ・ペレスは0.372秒届かず、各々2・3番手に甘んじた。
予選を振り返ったホーナーは「今日は2人ともが素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた」とドライバーの働きを称賛した。
「一時は2人ともがポールを狙えそうな感じだったが、シャルルが見事なラップを決めたため我々には手が届かなかった。明日こそは彼らを打ち負かしたいと思う」
ポールの可能性は十二分にあった。フェルスタッペンは苦手意識があるのか、Q3最初の計測ラップの際に、第1・2セクターで全体ベストを刻んだものの、ターン13でタイヤをロックアップさせた。これが高くついた。フェルスタッペンはプラクティスを通して同じ場所で何度か苦労する様子を見せていた。
またホーナーによるとペレスは、ERSエネルギーが尽きた事でストレート区間で若干のタイムロスがあったようだ。また、ダブルプッシュを見据えた燃料を積んだことで、重量的なタイム損失もあったと言う。
ホーナーはフェルスタッペンのロックアップについて「約0.3秒を失った」と説明した。仮にそうであるならば、ルクレールに代わってポールを手にしていた計算となる。
またペレスについては「チェコは1周目に若干のディレーティングがあり、加えて3周分を走る予定で燃料を余計に積んでいたため0.1秒のロスがあった」と振り返った。
「にも関わらず、それでもなおフロントローと3番手をキープできたのだから良しとしよう」
RB18は軽タンの予選ラップで不安定な傾向にある。ホーナーはRB18の真価がレースペースにあると考えており、決勝での逆転優勝に意欲を示した。
「我々にとっては燃料を積んだ状態の方が調子が良いし、DRSゾーンのおかげで本当に面白いレースになるのではと思っている」
2022年 F1オーストラリアグランプリ決勝レースは、日本時間4月10日(日)14時にスタート。1周5,279mのアルバート・パーク・サーキットを58周する事でチャンピオンシップを争う。