フェルスタッペン、”初物尽くし”の連続PP…決勝での激戦を予想「時には楽に勝ちたいって思うけど…」
レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは6月26日のF1シュタイアーマルクGP公式予選で2番手バルテリ・ボッタスに0.194秒という大差を付けて2戦連続でのポールポジションを獲得した。
これは自身初の連続ポールにして単年での最多ポール(3回)であり、またレッドブル・レーシングにとってはV6時代初、2013年以来の連続ポールで、更にはチーム初のホームコース・ポールポジションと、まさに初物尽くしの結果となった。
ボッタスがFP2でのピットレーンスピンによって3グリッド降格が科せられるため、決勝ではチャンピオンシップを争う直接のライバル、ルイス・ハミルトン(メルセデス)と並んでスタートする事になる。
今週末のRB16BとW12はロングランで拮抗するペースを発揮しているとして、フェルスタッペンはハミルトンとの争いが「楽になるはずがない」と激戦を予想する一方「時々、楽であって欲しいと思う事もあるけどね」とこぼした。
マックス・フェルスタッペン予選: 1位, FP3: 2位
レッドブルにとってのホームコースでの初のポールポジションだし本当に気分が良い。
今年は予選パフォーマンスを大きく改善できているし、今週末は終始競争力もありセットアップもキマっていたんだけど、それでも予選に向けては幾つか変更が必要だった。
特にQ3の1回目のアタックの感触が良かった。レッドブル・リンクはコーナー数が少ないものの、ターン3やターン4でのブレーキングで僅かにでもミスをすれば簡単にコンマ数秒を失う。ラップを上手くまとめ上げるのは難しいんだ。
コーナーの数が少ない一方で、ドライビングによって大きな差がつくこのサーキットは、F1デビューした当初から僕のお気に入りで得意のコースだった。他のサーキットはコーナリングが割と単純なんだけど、ここには幾つか選択肢があって楽しいんだ。
メルセデスは強力なマシンを持ってるしタイヤにも優しいから、明日のレースもかなりの接戦になると思う。ファンにとっては好ましい事だよね。
ポールポジションはマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)。2番手はバルテリ・ボッタス(メルセデス)。3番手はルイス・ハミルトン(メルセデス)という結果となった。
2021年 F1シュタイアーマルクグランプリ決勝レースは、日本時間6月27日(日)22時にスタート。1周4326mのレッドブル・リンクを71周する事でチャンピオンシップを争う。